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身体と心に大きな負担がかかる、生理痛やPMSの症状。その悩みは女性にとって決して大げさな問題ではありません。デリケートな問題ゆえに相談などもしづらいもの。そんな生理痛/PMSの原因から対策、骨盤の影響など、前回から引き続き、竹元先生、Yumico先生にお話ししていただきます!

・村田 友美子/むらた ゆみこ

村田友美子

YumiCoreBody 代表
3児の母であり曲線のある3DXBodyを手にする姿勢改善トレーナー。ピラティス、体幹トレーニングを学び、整体の資格を取得後、ほぐし、ストレッチ、呼吸と体幹トレーニングの組み合わせにより骨格からカラダを変えるオリジナルメソッドを確立。

・竹元 葉/たけもと よう

sowaka women’s health clinic 院長
産婦人科専門医/医学博士/女性ヘルスケアアドバイザー/妊産婦食アドバイザー/ガスケアプローチ 認定アドバイザー 順天堂大学医学部卒。現代女性の健康意識改善に注力。気軽に相談できる医師をモットーに活動中。

 

1.つらい生理痛/PMS症状が起こってしまう原因とは?

生理痛/PMSの原因とは

毎月の生理痛やPMSのつらい症状に悩まされている女性も多いのではないかと思います。

まず、そうした症状がなぜ起こるのか?その原因と仕組みを、医師である竹元先生にお伺いしたいと思います!

 

・PMS(月経前症候群)になる原因とは

精神的、身体的にも様々な症状があるPMSについてですが、その原因というのは何かあるんでしょうか?

竹元 葉先生(以下  竹元)

排卵後に卵胞ホルモンと黄体ホルモンという2種類の女性ホルモンが大きく変動する事で起こる症状と言われています。

このホルモンの分泌が短い期間に大きく変化することで、生理前になるとイライラしたり、腹痛、過食といった精神的・身体的なPMS症状を引き起こす原因になるのではないかと考えられています。

排卵後のホルモンバランスの変化は誰にでも起こります。

・そもそも生理痛が起こるのはなぜ?

生理痛が起こる仕組みを教えていただけますか?

竹元

生理痛は病気がある場合とない場合があって、病気の場合は「器質性月経困難症」といって子宮内膜症や子宮筋腫、子宮腺筋症などの可能性があります。

痛みの原因となる病気がない場合は「機能性月経困難症」といいますが、生理を迎えて間もない10代の若い方は子宮口も狭くて硬い為、頑張って子宮が収縮して経血を出そうとする事で痛みが強くなる事が考えられます。あとは子宮の内膜に発現する痛みの原因物質「プロスタグランジンは子宮内膜が厚い場合や、ストレスなどで分泌が増えてしまいます。その結果、子宮が過剰に収縮して重い月経痛を起こすと言われています。

病気についてなど、もっと詳しく知りたいという方は、こちらの「もう耐えるのはやめよう。生理痛やPMSを根本から解決!症状を和らげる方法を伝授」もご覧ください。

 

2.個人差も大きい生理痛/PMSの症状、よい対処の仕方とは?

生理痛/PMSの対処法

生理痛やPMSは個人差が大きく、どう対処したらよいか困ってしまいますよね。ここでは、そうした個人差についての疑問点や対処の仕方などを竹元先生に伺いました。

・PMSの症状に個人差があるのはなぜ?

PMSの症状が強く出る人もいれば、何もない人などもいますが、こうした個人差があるのはなぜなんでしょうか?

竹元

これといった原因がはっきりとは分かっていないところもありますが、ストレスや疲れといったもので症状が重くなる方もいらっしゃいますし、栄養面の違いなどが影響することもあります。

・栄養面でのケアも症状対策に

ストレスなど精神面や疲労などは、やはり個人差の大きい部分ということですね。栄養が不足しているとか、栄養面での違いも関係があるんですか?

竹元

その方の症状が何かにもよりますが、栄養は多少関係しているといわれています。

たとえば、イライラが強くなる場合はカルシウム不足が関係していたり、生理前に過食の傾向が強いと、血糖値のアップダウンが激しくなるので、PMS症状が強くなるということが考えられます。

・経血の量や生理の期間における注意点

経血の量がひどく多かったり、生理期間の長い場合などでも不安になりますが、注意したほうがいい点などはありますが?

竹元

子宮内膜が厚くなりやすい人は経血量が多くなります。あまりに量が多いという場合には子宮筋腫や子宮内膜症、子宮腺筋症、ポリープなどの病気が原因となっていることもあります。

もともと内科的な病気があり血が止まりにくい方もいらっしゃるので、明らかに異常な出血がある場合は病院へ受診する事をおすすめします。

生理期間についても個人差が大きく、正常範囲内というものはありますが、3日で終わったからといって異常というわけではなく、10日で終わっても正常なことも多くあります。注意が必要なのは極端な場合で、たとえばナプキン1枚で終わったとか、 レバー状の塊が出るとか、月の半分以上生理が続くなどの場合は、きちんと病院で調べたほうがいいと思います。

 

3.骨盤のゆがみと生理痛の深い関係とは

骨盤の歪みと生理痛の関係

生理痛やPMSはストレスなど精神面以外に、日常の栄養といった身体の面でも注意したほうがよいことが分かりました。ここからは、竹元先生、Yumico先生のお二人に骨盤が及ぼす影響や身体的な部分などで、さらに詳しいお話を伺っていきます!

 

・骨盤の血流が生理痛を改善?

医学的な部分で竹元先生にお伺いしたいのですが、生理痛にも関係しているといわれる骨盤ののずれやゆがみを治すと、痛みが和らいだり、改善することもありますか?

・骨盤バランスを整えて症状を緩和

骨盤のずれやゆがみを整えたり骨盤底筋を鍛えるといったトレーニングは、生理痛/PMS症状の改善策としても有効ということですか?

竹元
骨盤のゆがみ改善や骨盤底筋を鍛えることで、子宮卵巣などの骨盤内臓器が正しい位置に戻り、血流も良くなり、月経痛が改善される可能性はあると思います。 

・気付いたら生理痛もなくなっている!

Yumico先生にお伺いしたいのですが、ユミコアのトレーニング、ちつトレを行っていることで、生理痛やPMS、身体の不調に対して具体的にはどういった影響がありますか?

Yumico

トレーニングで身体の使い方が変わり、骨のポジションなどが少しずつ正しい位置に戻ってくると、そういったものが改善してきます。骨格や筋肉の使い方、呼吸の仕方など、部分的なものではなく全体が変わっていくんです。

「コレができたから治った!」というわけではなくて「あれ?気が付いたら全部治っていた」というように、トレーニングを続けていると知らないうちに生理痛がなくなったり、便秘や腰痛など身体のトラブルも改善されていたということが多いです。

 

4.生理痛/PMSの効果的な対策はある?

生理痛/PMSの改善・対策

生理痛やPMSの症状を少しでも軽くしたいけど、自分でどう対処すればいいかなど具体的な対策法も気になります。そのあたりを医学的な部分を含め、竹元先生に伺いました。 

・自分に合ったケアで症状を改善

生理痛やPMSの具体的な対策についてですが、先生が病院でおすすめしているものだとか、効果的なケアなどはありますか?

竹元

セルフケアの中で試しやすいのは、やはりストレッチなどですね。生理痛など、痛いときにはじっとしている方も多いですが、むしろストレッチなどを行い、骨盤の血流を良くした方がいいとおすすめすることはあります。

ただ、自分に合うあわないもあり、続けられるかどうかもポイントです。食事で小麦を摂るのをやめたら生理痛がなくなったという方もいましたが、自分に効果があって続けられることも大切なんじゃないでしょうか。

 

・低用量ピルの服用は生理痛にも有効!

薬の服用についてですが、生理痛に効果があるといわれるピルは飲んだほうがよいですか?

竹元

ピルに関しては不安をもつ方もいらっしゃいますが、私は個人的には良い薬であると思っています。毎月生理に振り回されて生活している女性は多いのではないかと思うんですが、主体的に生理をコントロールする方法としてピルを利用することは、私はとても画期的なことだと思います。

日本は欧米に比べて、ピルを服用する割合はまだかなり少ないです。生理はあくまでも妊娠を成立させるためのものなので、妊娠を望まないのに毎月つらい痛みをガマンする必要は私はないと思います。

痛み止めに関しても同様で、「常用すると癖になって効かなくなる」と考える方もいますが、むしろ飲んで良くなるのであれば薬を使うのは悪いことではないし、ガマンする必要もないと思います。

対処法やセルフケアにさらに詳しく知りたい方はこちらの「もう耐えるのはやめよう。生理痛やPMSを根本から解決!症状を和らげる方法を伝授」もご覧ください。

 

5.ちつトレが生理痛/PMS症状にもたらす効果とは

ちつトレで生理痛/PMSを改善

悩んでいた生理痛/PMS症状も、「気付いたら生理痛/PMSが改善していた」ということが多いという、ユミコアのトレーニング。どんなことに気を付けて行うと効果的なのか、トレーニングのコツなどをYumico先生に教えていただきました。

・重い症状も軽く!続けることが大切

「生理痛が重くて飲んでいた薬の量がユミコアボディでトレーニングを続けるうちに減って、生理痛も改善した」というお話を実際トレーニングされている方からも聞きましたが、生理痛やPMSなど、身体の不調で悩まれている方も多く通われているんですか?

Yumico

そういう方もいらっしゃると思います。ボディラインと身体の不調というのはイコールなので、頑張ってトレーニングを続けることで、生理痛やPMSなども一緒に改善していけるんだと思います。 

・生理痛/PMSを改善させるトレーニングのコツは?

先生は「レッスンの1時間よりも、それ以外の23時間が大切」ということをよく言われていますが、ユミコアのトレーニングを行っていて生理痛やPMSが改善した方というのは、やはり家でも自分で何らかのトレーニングを続けている方は多いんですか?

Yumico

それぞれ家でトレーニングを続けているかは分かりませんが、膣の引き上げや正しい姿勢を保つことなどは日常の中でできます。

テレビを観ながらや歯を磨く間にできるちつトレといった「ながらトレーニング 」や、椅子に座っている時とか普段の生活でも正しい姿勢を保つなど、やはり日々の意識が必要だと思います。 

・悩みの原因を解決し、変わろうとする意識をもつ

生理痛やPMSでつらい思いをしていたり悩んでいる方が、トレーニングを続けていく上での掴むべきコツというか、ポイントなどがあれば教えていただけますか。

Yumico

大きく変わっていく人というのは、やはり真面目で素直な人、一生懸命に取り組む人ですね。反面、話半分に聞いていたりすると、人ってなかなか変われないものだと思います。生理痛やPMSなどで悩んでいて、本当に変わりたい!という気持ちがあり、やはり真面目にコツコツ続ける人が一番変わっていけるんじゃないでしょうか。

 

6.YumiCoreBodyオンラインレッスン

オンラインレッスン・最新情報

・YumiCoreBodyオンラインレッスン

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