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肋骨を締めると聞くとみなさんコルセットで締めることを思い浮かべていませんか?実はコルセットではなくエクササイズでも肋骨締めは可能なのです!肋骨を締めることでバストアップやくびれを手に入れるなどの効果も同時に手に入れることができます。今回はコルセットを使った肋骨の締め方や効果、エクササイズでの肋骨の締め方など詳しく解説します!

■肋骨を締めるコルセットの効果とデメリットとは?

肋骨締める 効果とデメリット

まず初めに肋骨を締めるコルセットにはどのような効果があるのか、メリットデメリット双方について詳しく解説しましょう。

・くびれを作る、バストアップ効果がある

肋骨は弓状に弯曲した枝のような骨ですが、背骨と体の前方中心にある胸骨にくっついていて、特にみぞおちから下部分は前方のみが肋軟骨と呼ばれる骨より柔らかい組織で胸骨に付着しています。その内部には呼吸によって膨らんだり萎んだりできる肺があり、肋骨は肺が傷つかないように守る役割もあります。肋骨部分、特に肋軟骨の部分は押すと凹むため柔軟性があり、簡単に締めることが可能です。そのためコルセットなどでみぞおち部分より下を締めるとくびれを作ることができます。

またアンダーバストを絞ることで、バストトップとの間に凹凸が大きくなり、バストアップ効果も期待できます。

 

・ダイエット効果がある

みぞおちより下の肋骨部分の内部には胃があるため、コルセットで締めると胃が圧迫され十分に膨らまず、たくさん食べると苦しくなります。そのため結果的には食事の量を減らすことが可能です。しかしコルセットでの外からの圧迫は胃や腸、肺への負担となり、時に圧迫しすぎになり体に良くない影響を与えますので十分に注意しましょう。

・コルセットをやめると元に戻る

コルセットのメリットは即時効果が得られることです。コルセットを巻くことで、その時点からくびれやバストアップ効果、食事制限効果を得ることができます。しかしこの効果は一時的なもので、コルセットを巻くのをやめると胃への圧迫感もなくなり食事の減量効果、くびれ、バストアップ効果もなくなり、元に戻ってしまいます。

・筋力が弱くなる!?

もうひとつのコルセットが与える重大な身体への影響として、筋力の低下を引き起こす可能性があります。肋骨にコルセットを巻くことで、背骨周囲や胸部、腹部などの体幹の筋力を使わなくても体幹を安定させることができるため、筋肉を使わなくなり筋力が弱くなります。そしてその後コルセットの使用をやめると、体幹の筋力が弱くなり猫背などの姿勢不良を引き起こすことがあります。

また肋骨を締めると肋骨の動きが制限されるため、肺を十分に膨らませることができなくなります。そのため肺の働きが不十分となり、代謝が悪くなるためエネルギー消費量が減り、太りやすくなってしまいます。

肋骨締めについて詳しく知りたい方は「理学療法士が解説】肋骨を締めることで姿勢も改善!ユミコア流の肋骨ケアのやり方をご紹介」こちらをご覧ください。

 

■肋骨の締め方は?

肋骨 締め方

肋骨の締め方はいったいどのように行うのか、またエクササイズによる肋骨締めの有用性についても解説しましょう。

・肋骨を締めるコルセットの使い方

肋骨を締めるコルセットは、ヒモで編み上げるタイプの場合、先方と後方にフックと編み上げ部分があります、編み上げ部分は少し緩めておき、前方のフックをかけてから、体調に合わせて少しきついぐらいに留めておきましょう。体調が悪い場合には決して無理はしないようにしてください。食後は胃が大きくなり、肺を圧迫してしまうので、食後は少し緩めるようにすると良いでしょう。コルセット購入の際にはワンサイズ小さいものを買い、編み上げ紐やフックで調節することをおすすめします。

・少しずつ締める

コルセットの装着は1日3−6時間程度にとどめておくのが良いでしょう。長ければ効果が得られると思いがちですが、息苦しくならない程度に体調を優先し無理のないように行なってください。また先ほども話したように、コルセットを締めると呼吸が制限されるため、きついと感じるところから少し緩いぐらいの締まり具合を毎日少しずつ締めるというぐらいにとどめておくようにしましょう。

・エクササイズ時に運動しながら締める

もうひとつの方法が、運動しながら肋骨を締めるというやり方です。即時効果は期待できませんが持続的な効果が得られ、息苦しさなどがなく健康的に肋骨締めを行うことが可能です。みぞおちから下の肋骨部分の内側には横隔膜(おうかくまく)が付着しているため、エクササイズの時に横隔膜を使う腹式呼吸を行うことで肋骨が広がりにくくなります。横隔膜はコアマッスルの一つでもあるため、骨盤底筋(こつばんていきん)や腹横筋(ふくおうきん)、多裂筋(たれつきん)などを鍛えるエクササイズも同時に行うと良いでしょう。また、腹横筋の働きにより肋骨の出っ張りが抑えられるので、コアマッスルを強化することは肋骨締めには効果的です!ユミコアでは効果的にコアマッスルを鍛えるエクササイズをご紹介していますので、一度試してみてください。

■肋骨締めコルセットの種類とその他の肋骨締めグッズ

肋骨締めコルセット 種類とグッズ

では巷でよく売られている肋骨を締めるコルセットにはどのようなものがあるのか、またそれに関連したベルトなどの肋骨締めグッズについて紹介しましょう。

 ウエストニッパータイプ

ウエストニッパーには、バストを被うタイプとみぞおちの下から被うタイプの2つがあります。バストを覆うタイプのものはより上部から肋骨の動きを制限するため強固な固定が可能ですが、息苦しさは大きくなります。またブラジャーの上からつけるタイプのものは、バストを押さえつけてしまうため、バストアップの効果は得られません。バストアップ効果も得たい場合には、次に解説するボディスーツタイプを選ぶといいでしょう。みぞおちから下の部分を覆うウエストニッパータイプの場合には、バストを覆うものと比べると固定力は損なわれますが、息苦しさは軽減されます。ウエストニッパータイプのものは伸縮素材でできていて、フックで何段階かに調節して締められるものと、伸縮のない素材でできているコルセットを紐で締めて調節できるものがありますが、前者の方が装着が容易です。

ボディスーツタイプ

ボディスーツタイプのものは、ブラジャー部分と一体になっているもの、ガードルと一体となっているものなどがあります。これらのタイプは固定力が高くずれにくいのが特徴です。しかし、圧迫感を感じて苦しいというデメリットもあります。しかしデザイン性は高く、見た目も下着と大きな差はありません。メッシュ素材などで通気性の高い商品もあるため、夏でも着用が可能です。

・猫背矯正ができるものも!

肩ベルトがついたタイプのものは肩甲骨を後ろに引いてくれる効果もあるため、猫背の矯正が同時に可能です。ただし、上部の背骨の胸の部分や鎖骨、肩甲骨の動きも制限されるため、身体を捻ったり呼吸の時に苦しく感じることがあります。

・医療用の胸部を固定するものもある

用途は違いますが、骨折や手術後などに使用する医療用の肋骨を締めるバンドもあります。このバンドは胸を安定させるために用いるものですが、肋骨の上部と下部を別々に締めることができるもので、ダイエット用に使う方も中にはいらっしゃるようです。ただこれらのバンドは外観的には優れないため、アウターに注意する必要があるでしょう。

■コルセット以外で肋骨を締めるユミコア式トレーニング法

肋骨締めコルセット トレーニング

コルセットで肋骨を締めるよりも長期にわたって持続するユミコア式のトレーニング方法での肋骨締めを試してみませんか?一時的なコルセットよりも体への負担も少なく、健康的で持続的な肋骨締めの効果を得ることができます!

・肋骨を締める前に周辺の筋肉をほぐして緩める!

1.おっぱいの横に横向きにセットしたローラーを当てて横になる

2.お尻を少し浮かせておっぱいより上側にローラーが当たるように縦に軽く動く。この時、ローラーがおっぱいより下の肋骨には当てないように注意する。(ローラーを当てると痛すぎるという方はお尻を浮かせなくてもOK)

3.動きを止めてお尻を下ろしたら、もう一度おっぱいの横にローラーが来るようにセットする

4.下の手を伸ばして手のひらを天井に向ける。下のひざはお股の正面に出して90度に曲げ、上のひざは前ももから真っ直ぐに出して後ろに90度に曲げる。(足が卍のマークのようになる)

5.上の手を天井に伸ばし息を吸う、吐きながら指先が遠くを通るように伸ばす。この時上のひざは床から浮かせない。

◎目安回数:3~5回程度

反対側も同様に行う。

・ユミコアスリーバンドを使って肋骨を締めよう!

 

肋骨を締める上で重要となるのは、横隔膜とコアマッスルのエクササイズです。横隔膜はインナーマッスルの一つであり、この横隔膜を鍛えることでコアハウスの筋である腹横筋(ふくおうきん)や多裂筋(たれつきん)、骨盤底筋(こつばんていきん)などの強化にも役立ちます。そのためこれらのコアハウスの筋肉を鍛えることで腹横筋、横隔膜が緩むことなく働き、肋骨の出っ張りを抑えられ肋骨を締めることができます。またそれと同時におなか周りもスッキリし、女性らしいボディラインに近づけることができます。今回は「ユミコアスリーバンド」を使って行える肋骨締めエクササイズをご紹介しましょう。


【ユミコアスリーバンドで締めながら腹式呼吸】

 

1.仰向けに寝転び、みぞおちのすぐ下の部分に「ユミコアスリーバンド」をぐるっと一周回るように巻き付け、バンドをみぞおちの前でクロスさせる。

2.軽く膝を立てて、鼻から息を吸いその時お腹を膨らませるようにする。次にバンドが締まるように両端を引っ張りながらできる限り息を吐く。

3.反対も同様に行い、左右を順番に繰り返していきます。

◎目安回数:10回程度

◎ポイント:無理のない範囲で行うようにしましょう。

バスタオルを使用しての同様のエクササイズをよく見かけますが、伸縮性のある「ユミコアスリーバンド」ですと、圧迫感も少し軽減され息苦しく感じることなくエクササイズができます。

・ストレッチやエクササイズでも肋骨を締められる!

横隔膜が働きやすくするためには肋骨と骨盤が並行になっていることが重要です。背骨や骨盤の周囲の筋肉が緊張してこの2つがうまく並行になっていないとコアマッスルがうまく働かず、肋骨が締められないため、まずは背骨や骨盤周囲の筋肉をストレッチなどでほぐしてからエクササイズすることで効果的に鍛えることができます。

【骨盤、股関節周囲のストレッチ】

1.仰向けに寝て片方の股関節と膝を直角に曲げ、足を浮かせます。

2.両手は軽く開いて床に置いておき、曲げた足を反対側の伸ばした足の方へ倒します。曲げた足の側の肩甲骨が浮く直前までで留めましょう。

3.膝を曲げ、同じ側の手を同じ対角線の反対側になるようにして、しっかりと伸ばします。

 

■まとめ

肋骨を締めるコルセットは即時効果は得られますが、やめてしまうと元に戻ってしまうというデメリットもあります。しかしユミコアがオススメする肋骨締めのためのストレッチやエクササイズなら、持続的な効果が得られ、コルセットの締め付けによる息苦しさや行動制限はありません。それだけではなく、コルセットの着用による筋力低下もなく、コアマッスルの筋力アップとそれによる代謝向上により痩せやすい体を得られ、ダイエットにも効果的です!他にも猫背の矯正やくびれができることで女性らしい美しいボディラインを手に入れることも可能になり、コルセットによる効果と同様の効果が期待できます!健康的に体に負担のない肋骨締めができるユミコア式の肋骨締めストレッチやエクササイズをぜひこの機会に試してみて下さい!

YumiCoreBodyオンラインレッスンでは、肋骨を締めるためのストレッチやエクササイズに重要な肩や背骨、骨盤周囲の筋肉ほぐしやコアマッスルを鍛えるための横隔膜を効果的に使う腹式呼吸、コアマッスルのトレーニングなどをオンラインレッスンでご紹介しています。ユミコアのオンラインレッスンはスタジオなどに出向くことなくご自宅でも行うことができ、リラックスした環境、自分のご都合の良い時間に行うことができるため精神的なストレスもなくご自身のライフスタイルに合わせて行っていただけます。また好きなところで止めたり、わかるまで何度でも復習することができるので、トレーニングを始めたばかりの方にも自分のペースで行なっていただけるのでおすすめです!

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