筋膜リリースのやり方と効果|肩こり・腰痛・むくみ改善に効くセルフケアを徹底解説

更新日: 2025.9.8

「最近、なんだか身体が重だるい……」

「ストレッチや軽い運動をしても、なかなかスッキリしない……」

このような不調を感じていませんか?多くの方たちが悩む「肩こり」や「腰痛」「むくみ」「姿勢の乱れ」などの原因は、もしかすると「筋膜」のこわばりかもしれません。

筋膜とは、筋肉や内臓を包み込む薄い膜のこと。運動不足や姿勢のクセによって、筋膜がよじれたり、癒着したりしてしまうと、全身のめぐりが滞り、さまざまな不調を引き起こしてしまいます。

そこで、近年注目されているのが「筋膜リリース」というケア方法です。筋膜をやさしくほぐすことで、身体の内側からスッと軽く感じられ、慢性的な不調の根本ケアにもつながるでしょう。

本記事では、筋膜リリースの効果や正しいやり方をわかりやすく解説します。さらに、骨格から整える独自のアプローチで注目を集める「ユミコアボディ式」のセルフケア方法も紹介。

初めての方や運動が苦手な方でも安心して実践できるやり方ばかりなので、ぜひ参考にしてください。

監修者の紹介

理学療法士
アドバイスーOne Point Adviceー

ユミコア インストラクター Sachiko
■プロフィール総合病院や整形外科で理学療法士として勤務後、結婚、出産後は主婦業に専念。子育てが落ち着いた40歳ごろからフリーのトレーナーとして活動開始。運動指導だけでなく、ダイエットカウンセリングなども手がける。2023年より、YumiCoreBody天神スタジオにトレーナーとして従事。多くの女性が抱える身体の悩みに寄り添っている。
■保有資格

・理学療法士

・BESJピラティスマットワークインストラクター

・臨床栄養医学指導士

・食欲コントロールダイエット協会認定講師

・栄養コンシェルジュ二つ星

筋膜リリースとは?

筋膜リリースとは、筋肉や骨、内臓を包む「筋膜」に直接アプローチして不調を改善するセルフケアです。

最近は、肩こりや腰痛、むくみ、姿勢の乱れなどの根本改善を目指す方法として注目されており、スポーツやリハビリ、さらには美容分野など、幅広い分野で取り入れられています。

ここでは、筋膜リリースがどのようなセルフケア方法なのかを理解するために、筋膜がどのような組織なのか、そして筋膜リリースのメカニズムを詳しくみていきましょう。

筋膜とは?

筋膜は、筋肉や骨、内臓、血管など、身体のあらゆるパーツを包み込む薄い膜のことです。

全身を立体的に包むように広がっているのが特徴で、身体の動きをサポートしたり、姿勢を整えたりする大切な役割を担っています。

しかし、筋膜は、長時間同じ姿勢で過ごしたり、運動不足や強いストレス状態が続いたりすると、どんどん硬くなってしまいます。たとえるのであれば、ストールやタイツの一部や全体がねじれて引っ張られているような状態です。全身の動きがぎこちなくなってしまい、一部に大きな負担がかかってしまうというイメージに近いでしょう。

筋膜が硬くなってしまうと、肩こりや腰痛、猫背、むくみ、冷えといったさまざまな不調の原因となることも。知らず知らずのうちに身体のめぐりや姿勢に影響を与えてしまうのです。

筋膜リリースのメカニズム

筋膜リリースは、硬くなってしまった筋膜をやわらかく整えて、身体をスムーズに動かしやすくするためのケアです。

筋膜リリースが私たちの身体に働きかけるメカニズムは、大きく次の3つに分けて考えられます。

筋膜リリースが私たちの身体に働きかけるメカニズム


1. やさしい圧で筋膜をゆるめる

2. 血流・リンパの循環が促進される

3. 姿勢やバランスが整いやすくなる

それぞれのメカニズムについて詳しくみていきましょう。

やさしい圧で筋膜をゆるめる

筋膜リリースでは、強く圧をかけたり、違和感のある部分をゴリゴリと押したりするのではなく、ゆっくりとやさしく圧をかけていきます。

凝り固まった筋膜にじんわりと圧をかけることで、筋膜のまわりにある筋肉との摩擦やひっかかりがほぐれて体がスムーズに動くようになります。

深い呼吸を意識しながら行うことで、いつもより軽く、伸びやすく感じられるはずです。

血流・リンパの循環が促進される

筋膜が硬くなると、筋肉を圧迫し、血液やリンパの流れが滞りやすくなる恐れも。

筋膜リリースによって、筋膜や筋肉の緊張をゆるめることで、全身の血流やリンパの流れが整いやすくなります。

その結果、むくみや冷えの改善につながり、老廃物の排出もスムーズとなり、身体の内側からスッキリとした軽さを実感できるでしょう。

姿勢やバランスが整いやすくなる

私たちの体には、筋膜が全身に張りめぐらされています。筋膜は、私たちの筋肉や骨を支える「ボディスーツ」のような役割を果たしているのです。

その筋膜がねじれたり、硬くなったりすると、全身のバランスが崩れてしまい、猫背や反り腰などの悪い姿勢を引き起こすリスクが高まってしまいます。

筋膜リリースによって強張っていた筋膜がほぐされると、筋肉や関節の動きがスムーズとなり、筋肉が本来の動きをしやすくなります。

その結果、姿勢や全身のバランスが自然と整い、身体の軸が安定する感覚を得られるはずです。

筋膜リリースで得られるうれしい5つのメリット

筋膜リリースは、筋肉をほぐすだけではなく、体のめぐりを整えて不調の原因に働きかけるケア方法です。

筋膜リリースを取り入れることで、肩こりや腰痛の改善に加えて、姿勢の乱れやむくみの改善、さらには自律神経のバランスを整えるなど、さまざまな効果が期待できます。

ここでは、筋膜リリースによるうれしいメリットについて詳しくみていきましょう。

肩こり・腰痛の改善

筋膜が硬くなってしまうと、筋肉の動きが制限され、血流も滞りがちになります。

その結果、肩や腰のまわりに疲労物質がたまり、慢性的なコリや痛みを引き起こす原因となりかねません。

筋膜リリースによって筋膜の緊張をゆるめることで、筋肉の柔軟性が高まり、血流もスムーズになります。

硬くなっていた筋肉が動きやすくなると、つらい肩こりや腰痛の症状改善につながるでしょう。

姿勢改善・猫背解消

長時間のデスクワークやスマートフォンの操作、運動不足などの状態が続いてしまうと、筋膜にゆがみやねじれが生じやすくなります。

その結果、全身のバランスが崩れてしまい、自然な姿勢をキープするのが難しくなり、背中が丸くなる「猫背」や、腰が反りすぎてしまう「反り腰」といった姿勢の乱れが出てくるのです。

筋膜リリースを取り入れることで、筋膜のよじれや縮まりがやわらぎ、関節や筋肉がスムーズに動きやすくなります。

姿勢を支える筋肉が働きやすくなり、自然と背筋が伸びて、悪い姿勢も少しずつ改善されていくでしょう。

むくみや冷え性の改善・予防

「夕方になると足がパンパンにむくむ」

「季節を問わず手足が冷たい」

このようにむくみや冷え性の症状に悩んでいる方は、筋膜のこわばりが原因かもしれません。

筋膜が硬くなると、筋肉を圧迫してしまい、血液やリンパの流れが悪くなります。

その結果、全身のめぐりが滞ってしまい、老廃物がたまりやすくなり、むくみや冷えなどのトラブルを引き起こしやすくなるのです。

筋膜リリースを行うことで、筋膜の緊張がほぐれ、血液やリンパの流れがスムーズとなり、身体の内側からポカポカと温まりやすくなるでしょう。

疲労回復・パフォーマンス向上

「なんとなく身体が重たい」

「寝ても寝ても疲れが取れない」

このような疲れに悩まされている方も、筋膜のこわばりが原因かもしれません。

筋膜が縮こまっていたり、ねじれていたりすると、筋肉の動きがいつの間にか余計な力を使ってしまうことも。

その結果、筋肉が疲れやすくなり、慢性的なだるさや疲労感につながるのです。

筋膜リリースによって全身の筋膜をゆるめることで、筋肉が本来の動きを取り戻し、最小限の力で動かせるようになります。

その結果、疲れがたまりにくくなるだけでなく、全身の可動域が広がって、動きやすくなるでしょう。

日常のちょっとした動作がラクになるだけでなく、運動時のパフォーマンス向上も期待できます。

自律神経のバランスが整う

「なんとなく気分が落ち込みがち」

「寝つきが悪くて、よく眠れない」

このように、理由のはっきりしない不調が続いている方も多いでしょう。これらの不調は、自律神経のバランスが乱れているサインかもしれません。

自律神経とは、呼吸や体温、血圧、消化など、私たちの身体のさまざまな機能をコントロールする大切な神経です。

しかし、ストレスや疲労、運動不足などの悪い条件が重なってしまうと、自律神経のバランスは崩れやすくなり、心身の不調につながりやすくなります。

筋膜リリースによって緊張して硬くなった筋肉や筋膜がゆるむと、心身ともにリラックスモードに切り替わりやすくなるでしょう。

筋膜リリースはこんな人におすすめ

筋膜リリースは、心身のさまざまな不調や姿勢の乱れを感じている人におすすめのケア方法です。

ここでは、具体的にどのような人たちが筋膜リリースによるケアに向いているのかを詳しくみていきましょう。

長時間同じ姿勢で過ごすことが多い人

デスクワークやドライブ、立ち仕事など、長時間同じ姿勢で過ごすことが多い方は、筋肉や筋膜が緊張しやすくなります。

このような状態が続いてしまうと、筋膜が筋肉や骨に癒着し、血流やリンパの流れが滞ってしまうのです。

その結果、老廃物の排出がうまくいかず、酸素や栄養素も届きにくくなるため、肩こりや腰痛、むくみ、倦怠感などの不調につながりやすくなります。

日常のなかに筋膜リリースを取り入れると、こわばった筋膜をやわらげ、全身の循環が促され、身体のこりや張りをスッキリ解消できるでしょう。

むくみや冷えに悩んでいる人

むくみや冷えが慢性的に続いている場合は、全身の筋肉の働きが弱まって、体内の循環機能がうまく機能していない恐れがあります。

なかでも、ふくらはぎは「第二の心臓」とも呼ばれており、筋肉がポンプのように働くことで血液やリンパ液を押し戻す役割を担っています。

しかし、筋膜が硬くなってしまうと、このポンプ機能がうまく働かずに、下半身に余分な水分や老廃物がたまりやすくなってしまうのです。

筋膜リリースでふくらはぎや太ももなどの筋膜をやわらかくすることで、筋肉がしっかり動きやすくなり、結果として全身のめぐりをよくする効果が期待できます。

冷えやむくみに悩んでいる方こそ、毎日の習慣として筋膜リリースを取り入れるのがおすすめです。

姿勢の乱れ・悪さを感じている人

私たちの姿勢は、筋肉のつき方や使い方のクセだけでなく、筋膜の状態も大きく関係しています。

筋膜は、全身を包み込むネットのような構造をしているため、どこか一部が硬くなったりねじれたりすると、その影響が離れた部位に悪影響を及ぼす恐れがあります。

たとえば、肩まわりの筋膜がかたくなると、首や背中の動きが制限されやすく、無意識のうちに不自然な姿勢をとってしまうでしょう。

筋膜リリースで筋膜のこわばりをほぐして、全身のバランスを整えることで、自然な姿勢をキープしやすくなります。

姿勢の悪さが気になる方たちにも、ぜひ取り入れてほしいケア方法です。

慢性的な疲労感・だるさに悩んでいる人

筋膜のこわばりは、自律神経のバランスを崩す原因となりやすく、疲労感や気力の低下を引き起こす恐れがあります。

特に、次の条件に当てはまる方は、知らないうちに大きな負担を溜め込んでいるかもしれません。

チェックポイント

チェックポイントーCheck Pointー

自律神経のバランスを崩す原因


・仕事や家事でいつも時間に追われている

・パソコンやスマートフォンなどを見る時間が長く、目や肩が疲れやすい

・寝ているはずなのに朝からだるい

・運動不足で、身体を動かす習慣がない

・緊張しやすく、気が抜けない状態が続いている

・食事が不規則で、栄養バランスに偏りがある

・ゆっくりしたいのに、リラックスできない

このように、ストレスの多い日々や睡眠不足、運動不足が続いている方は、筋膜がこわばっている恐れがあります。

筋膜リリースで緊張をゆるめることで、筋膜やインナーマッスルの緊張がやわらぎ、血流や神経の流れもスムーズになるでしょう。

運動のパフォーマンスをあげたい人

筋膜が硬くなっていると、関節の可動域が狭くなり、思うように身体を動かせなくなる恐れがあります。

その結果、十分なパワーを発揮できなかったり、フォームが乱れてケガの原因になったりすることも考えられるでしょう。

筋膜リリースによって筋肉がスムーズに動くようになると、関節の可動域も広がり、パフォーマンス力アップが期待できます。

また、トレーニング前に取り入れることで、腕が上がりやすくなったり、足の踏み出しが軽く感じられたりなど、ウォーミングアップ効果も感じられるはずです。

ボディメイクを頑張りたい人

筋膜リリースは、理想のボディラインを目指す方にとって、有効なケア方法です。

筋膜が硬くこわばっていると、筋肉の動きが制限されるため、左右の筋肉のバランスが崩れやすくなります。

その結果、筋トレやエクササイズの効果が思うように出にくくなる恐れもあるでしょう。

筋膜をほぐして正しいフォームでトレーニングに励むことで、効率よく筋肉にアプローチでき、より引き締まったラインを目指せます。

筋膜リリースならユミコアボディがおすすめ

筋膜リリースの効果を最大限感じるためには、「正しいやり方で行うこと」と「自分の身体に合ったやり方を知ること」が大切です。

その両方をサポートしてくれるのが、「ユミコアボディ」の筋膜リリースメソッドです。

ここでは、ユミコアとはどのようなメソッドなのか、そしてユミコアボディが提案する筋膜リリースの特徴について詳しくみていきましょう。

ユミコアとは?

ユミコアボディとは、創始者・Yumiko氏が考案した、骨格や姿勢の歪みを整えながら身体の内側の筋肉である「インナーマッスル」に直接アプローチするボディメイクメソッドです。

猫背や反り腰、ぽっこりお腹といった多くの女性が抱える悩みを根本から整えられるうえ、体調の変化も感じられると評判で、幅広い年代の女性たちから支持されています。

自宅でも気軽に実践できるシンプルな動きが中心なので、運動が苦手な方や忙しい方でも続けやすいのもうれしいポイント。

ユミコアボディの公式InstagramやYouTubeの公式チャンネルでは、誰でも気軽に挑戦できるストレッチや簡単なエクササイズを無料で紹介中。

気軽にユミコアメソッドを体験したい方は、ぜひチェックしてください。

ユミコアボディに興味がある方は、ぜひ公式Instagramをチェックしてください。

ユミコア公式Instagram

ユミコアの公式Yutubeはこちら

ユミコア公式Youtube

ユミコアの筋膜リリースの特徴

ユミコアボディでは、筋膜をほぐすのはもちろん、骨格の歪みや身体の深部にあるインナーマッスルにも働きかけて、全身のバランスを整えていきます。

ボディラインの変化だけでなく、肩こりや腰痛などの不調の改善も期待できるのがうれしいポイントです。

ここでは、ユミコア式の筋膜リリースの特徴について詳しくみていきましょう。

骨格を整えるから根本的にアプローチできる

筋膜リリースの効果をしっかりと感じるためには、ただ筋膜をほぐすだけでなく、骨格のバランスを整えることもとても大切なポイントです。

ユミコアボディでは、反り腰や巻き肩といった姿勢や骨格のゆがみに着目し、身体の土台から本来あるべき姿に整えていきます。

骨格が正しい位置に戻ると筋膜も自然とゆるみ、姿勢やボディラインにもうれしい変化を感じやすくなるでしょう。

「膣呼吸」でインナーマッスルにもアプローチできる

「膣呼吸」とは、骨盤底筋や下腹部のインナーマッスルに意識を向けた深い呼吸法で、ユミコアボディでも推奨されています。

この膣呼吸は、筋膜リリースとの相性がとても良く、身体の内側から緊張がゆるみやすくなり、姿勢の改善やボディラインの引き締めにもつながります。

筋膜リリースと膣呼吸を組み合わせることで、筋膜や筋肉がよりスムーズにゆるみやすくなるため、身体のこわばりを内側から和らげてくれます。

筋膜をただほぐすのではなく、姿勢を整えたり、ボディラインを引き締めたりするためのベースづくりとしても、膣呼吸はとても大切な役割を果たすでしょう。

正しいフォームを学べるから初心者でも続けやすい

筋膜リリースは、やり方を間違えると効果が出にくくなるだけでなく、身体を痛めてしまうこともあります。

ユミコアボディのレッスンでは、骨格の歪みや身体の使い方について丁寧に解説するため、正しいフォームを一つひとつ学べるのが大きな特徴です。

初心者でも無理なく取り組めるよう、シンプルな動きからスタートしますので、運動が苦手な方や身体が硬い方でも安心です。

自分の身体の特徴を把握し、自分にぴったりのやり方で筋膜リリースをすることで、体調やボディラインの変化を少しずつ実感できるでしょう。

ユミコア式筋膜リリースで使うおすすめアイテム

筋膜リリースの効果を最大限に高めるためには、アイテムを活用するのも大切なポイントです。

ユミコアボディでは、身体にしっかりフィットし、インナーマッスルや筋膜に深くアプローチできるオリジナルアイテムをリリースしています。

ここでは、ユミコアボディの筋膜リリースをはじめ、独自のトレーニング・ストレッチに欠かせないおすすめアイテムを紹介しましょう。

マッサージボール

マッサージボールは、手の届きにくいインナーマッスルや関節まわりをピンポイントで刺激できるセルフケアアイテムです。

床や壁に押し当てながら使用することで、筋膜のこわばりをゆるめて、コリの緩和や柔軟性アップが期待できます。

ユミコアボディの「Hoggsy(ホグッシー)」は、マッサージボールの基本的な機能に加えて、独自の設計でより効果的にアプローチできるアイテムです。

異なる硬さで設計されており、身体の部位や状態によって心地よい刺激を与えてくれます。

さらに、圧をかけると約5%沈むように設計されており、絶妙な変形によって筋肉の奥までフィットするのが大きな特徴。

凝り固まった筋肉を深部からゆるめて、可動域を広げるようにサポートしてくれるでしょう。

フォームローラー

フォームローラーとは、気になる部分を乗せて転がすことで筋肉のこわばりをゆるめたり、血流を促進したりするアイテムです。

運動後のケアはもちろん、肩こり・腰痛の予防、姿勢改善など、さまざまな用途で活用されています。

ユミコアボディの「HoggsyRoller(ホグッシーローラー)」は、長さ33cmと程よいサイズ感で、背中や太ももなど広い部位はもちろん、肩やお尻などの狭い範囲にも使いやすいのが特徴。

初心者の方でも扱いやすく、1本で全身のケアに対応できる汎用性の高さが魅力です。

さらに、HoggsyRoller(ホグッシーローラー)本体には、マッサージボールの「Hoggsy(ホグッシー)」をセットできるスペースがあり、両方を組み合わせることでインナーマッスルの深い部分までしっかりとアプローチできます。

ナチュラルカラーを基調としたデザインで、リビングや寝室にも違和感なく置けるのもうれしいポイント。

スタイリッシュな見た目は、日常の空間にすっと馴染むこと間違いなしです。

ユミコア式筋膜リリースのやり方

ユミコアボディでは、正しいフォームと呼吸法を意識した筋膜リリースを通して、身体の内側から筋膜のねじれや癒着を改善し、姿勢や可動域、血流のバランスを整えることを大切にしています。

ここでは、初心者でも自宅で実践しやすい「ユミコア式筋膜リリース」のやり方を、部位別にわかりやすくみていきましょう。

下半身のむくみにおすすめの筋膜リリース

長時間の立ち仕事や座りっぱなしの姿勢が続くと、ふくらはぎや膝裏に老廃物や水分がたまり、むくみやすい状態となります。

そんなときにおすすめなのが、膝の真裏にマッサージボールを当てて行うユミコア式の筋膜リリースです。

下半身のむくみにおすすめの筋膜リリースのやり方


1. 両膝の真裏にマッサージボールをセットして、つま先立てて、正座をするようにして膝を曲げ、息を吸って吐きながら少しずつボールに圧をかけていく

2. 圧をかけたり逃したりする動きを、呼吸に合わせて10回繰り返す

3. 最後の10回目では、お尻を下ろした状態で左右にお尻を揺らす

痛すぎない程度の圧で、マッサージボールが膝の外側に飛び出さないように注意しながら行ってください。

肩こり・首こりにおすすめの筋膜リリース

長時間にわたるデスクワークやスマートフォンの操作など、同じ姿勢で過ごし続けてしまうと、肩や首の筋膜が緊張し、血流やリンパの流れが滞りやすくなります。

そんなときは、肩甲骨まわりをゆるめる筋膜リリースがおすすめです。

肩こり・首こりにおすすめの筋膜リリースのやり方


1. 仰向けになり、マッサージボールを肩甲骨の一番上の内側に置く

2. マッサージボールに体重をかけるように身体を傾ける

3. 肩に手を置いて、肘(ひじ)で大きく円をかくように肩甲骨を回す

4. マッサージボールの位置を「肩甲骨の中心」「肩甲骨の下」に移動させながら同様に肩甲骨を回す

痛みがない場合は、お尻を浮かせた状態でやるのもおすすめです。腕だけを動かさず、肩甲骨を意識して回すように意識しましょう。一箇所につき3回から5回肩甲骨を回してください。

凝り固まった肩まわりがじんわりとほぐれて、首や背中も軽く感じられるようになるはずです。

お尻ほぐしの筋膜リリース

長時間座ったままで過ごしてしまうと、お尻の筋肉は硬くなりやすく、血流も滞ってしまいます。

その状態が続いてしまうと、腰や背中に大きな負担がかかり、腰痛や姿勢の崩れにつながる恐れも。

そこでおすすめなのが、お尻まわりをほぐす筋膜リリースです。

お尻ほぐしの筋膜リリースのやり方


1. マットに両膝を立てた状態で、M字開脚のようにして座る

2. 片側ずつ坐骨の外側にホグッシーボールをセットする

3. 圧をかけるようにしながら、小さな円を描くようにしてほぐす

4. 左右同様に行う

お尻の筋膜は面積が広いため、上下左右に分けてほぐすのがポイント。1箇所につき30秒から1分程度を目安に、前後に10〜15回ほど動かしていきましょう。

特に、お尻の横側の筋膜は硬くなりやすいため、重点的にほぐすのがおすすめです。

太ももの筋膜リリース

太ももは身体のなかでも特に大きな筋肉がある部位です。

そのため、血行不良や筋膜の癒着が起こってしまうと、むくみや冷え、下半身太りにつながりやすくなります。

筋膜リリースを行う際は、「前もも」「外もも」「内もも」「裏もも」といったパーツごとに丁寧にアプローチしていきましょう。

太ももの筋膜リリースのやり方


【前もも】
1. フォームローラーを横向きに置く

2. うつ伏せの状態で、両肘を床につける

3. 前もも部分をローラーに乗せて、前後に大きく動かす

4. 反対の足も同様に行う


【外もも】
1. 横向きで外ももをローラーにのせる

2. 上半身は起こした状態にして片手で身体を支えながら前後に転がす

3. 反対の足も同様に行う


【内もも】
1. ローラーを縦向きに床に置く

2. 足を股関節から90度に曲げ、内ももにあたるようにローラーを置いて転がす

3. 反対の足もも同様に行う


【裏もも】
1. 横向きにしたローラーを片足の裏ももにあてる

2. 両手はローラーの後についてお尻を浮かせた状態で前後に大きく動かす

3.反対の足も同様に行う

それぞれ 左右1セットずつ、前後に10〜20回程度 を目安にゆっくり動かします。痛みを感じた場合は、回数を減らすか圧を調整してください。美尻・美脚効果もあるため、下半身が冷えやすい・むくみやすい方は、しっかりとほぐしていきましょう。

足裏の筋膜リリース

足裏は、日常生活で常に体重を支え続けている部位の一つです。

足裏の筋膜が硬くなると全身のバランスにも影響を及ぼす恐れがあります。

足裏筋膜リリースで、身体を支える土台を整え、全身のめぐりと安定感をサポートしましょう。

足裏の筋膜リリースのやり方


1. 立った状態でホグッシーを足の裏で踏む

2. 次の順番で、ホグッシーを前後に動かしながら足裏をほぐしていく

内側アーチ(母趾球から内くるぶしまで)

外側アーチ(小趾球から外くるぶしまで)

横アーチ(母趾球から小子球まで)

4. 硬いところを圧迫しながら、30秒間キープする

足裏には自律神経をととのえる反射区というツボがあるため、リラックス効果も期待できます。

立って行うのが難しい場合は、椅子に座った状態で行ってもOKです。

体重のかけ方を調整しながら、自分に合った圧で行っていきましょう。

筋膜リリースの効果をより引き出すコツ

筋膜リリースは、いくつかのポイントを意識しながら取り組むことで、より良い変化が期待できます。

ここでは、筋膜リリースの効果を高めるためのコツを詳しくみていきましょう。

呼吸を意識しながら行う

筋膜リリース中に深い呼吸を意識することで、身体の緊張が自然とゆるんで、筋膜や筋肉がほぐれやすくなります。

特に、深くて安定した呼吸を繰り返すと、無意識に入っている力が抜けて、リラックスした状態に切り替わりやすくなるでしょう。

呼吸のリズムに合わせてゆったりと動かすことで、身体の反応も穏やかになり、筋膜やインナーマッスルにもアプローチしやすくなります。

普段から浅い呼吸になりがちな方こそ、筋膜リリースのときだけは深い呼吸を意識してみましょう。

筋膜リリース後に軽いストレッチや運動を取り入れる

筋膜リリースを行ったあとは、ゆるんだ筋肉や関節が本来の可動域を取り戻しやすい状態になっています。

このタイミングでストレッチや軽い運動をすると、可動域をより広げたり、姿勢が改善しやすくなったりと、筋膜リリースの効果を一層引き出せます。

また、筋膜や筋肉の滑りが良くなった状態で身体を動かすことで、本来の正しい動きができるようになるのも大きなメリットです。

正しい姿勢や歩き方を目指したい方は、ユミコア式の骨盤のゆがみを取るストレッチや姿勢改善に向けた胸のストレッチなどを取り入れてみましょう。

筋膜リリース後に水分補給で老廃物を流す

筋膜リリースによって筋膜がゆるみ、血液やリンパの流れが促されると、体内にたまっていた老廃物や疲労物質が身体の外に出やすい状態となります。

筋膜リリース後に水分をとることで、老廃物の排出が促進され、デトックス効果が高まります。

特に、筋膜リリース後は全身の循環が一時的に活性化しているため、軽い脱水状態になりやすいケースも少なくありません。

常温の水や白湯など、身体を冷やさない飲み物をチョイスして、こまめな水分補給を心がけましょう。

筋膜リリースについてよくある質問

ここでは、筋膜リリースについてよく寄せられる質問をわかりやすくみていきましょう。

いつやるのが効果的?

筋膜リリースは、いつでも好きなタイミングで取り入れられるケア方法ではありますが、特に次のようなタイミングで行うとより高い効果を感じられるでしょう。

筋膜リリースを行う効果的なタイミング


・入浴後や半身浴のあと

・トレーニング前のウォーミングアップ

・運動後や日中の疲れを感じたとき

筋膜リリースは、継続することでより効果を感じやすくなります。

タイミングにこだわりすぎず、自分のリズムに合わせて無理なく取り入れられるタイミングを見つけていきましょう。

どのくらい続けたら効果を感じられる?

筋膜リリースの効果を実感できるまでの期間には個人差がありますが、目安としては2〜4週間程度の継続で、身体の変化を感じる方が多くみられます。

姿勢の改善や慢性的なこりの軽減、身体の軽さなど、日々の生活で少しずつポジティブな変化を感じられるはずです。

即効性は感じにくいかもしれませんが、じっくりと身体を整えるセルフケアとして、習慣化していきましょう。

1日何分くらいやればいいの?

筋膜リリースは、1日10〜15分程度を目安に行うのがおすすめです。

気になる部位ごとに2〜3分程度の筋膜リリースを取り入れるだけでも、緊張していた筋膜がゆるみ、血流や可動域の改善が期待できるでしょう。

おすすめの頻度は?

筋膜リリースは毎日行っても問題のないセルフケアではありますが、習慣化を目指すためにも、まずは無理のない範囲で週に2〜3回程度取り組んでください。

強い痛みを感じる場合や、筋肉痛が残っているときは、無理せずお休みするのも大切なこと。継続的にやさしくケアをして、筋膜リリースの効果を高めていきましょう。

筋膜リリースを控えるべきケースは?

次のようなケースでは筋膜リリースを控える、もしくは医師や専門家に相談するのがおすすめです。

筋膜リリースを控えた方がいいケース


・発熱中や体調不良のとき

・骨折や捻挫などのケガをしている

・皮膚に炎症や傷がある

・重度の骨粗しょう症や関節疾患がある

・出血をともなう疾患がある

妊娠中や産後間もない方が筋膜リリースに取り組む際も、医師や助産師、理学療法士などの専門家に相談のうえ、安全に行うようにしましょう。

そのほかにも、何かしら不安がある場合は、決して自己判断せず、専門家の指導を受けながら進めていきましょう。

まとめ

筋膜リリースは、硬くなった筋膜をゆるめることで、肩こりや腰痛、むくみなどの身体の不調をやわらげて、姿勢や可動域の改善にもつながるセルフケアです。

日常のちょっとした習慣として取り入れることで、身体が軽くなる感覚や、深い呼吸のしやすさを実感できるでしょう。

さまざまな筋膜リリースの方法があるなか、呼吸法や正しいフォームを意識しながら行う「ユミコア式筋膜リリース」では、インナーマッスルや骨格のバランスまでアプローチできると話題を集めています。

身体のコンディションと丁寧に向き合いながら、無理なく続けられる点も大きな魅力といえるでしょう。

「ひとりではなかなか続けられない」「正しいやり方が不安……」という方は、ユミコアボディのオンラインレッスンがおすすめです。

専門家の指導のもとで、自分のペースに合わせてケアができるので、運動が苦手な方や手軽に筋膜リリースを試してみたい方にぴったりのケア方法といえるでしょう。


今なら7日間無料のオンラインレッスンも体験できるので、「まずは試してみたい」という方にもぴったり。ぜひお試しください。

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著者: yumicorebody

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