【保存版】猫背を1日5分で改善!体調も見た目も整える簡単矯正ストレッチ法

更新日: 2025.7.11

「最近、写真写りがよくない……」

「肩こりや疲れが取れない……」

「ふと鏡に映る自分の姿が老けて見えがち」

このように感じている方は、もしかしたら「猫背」が原因かもしれません。

猫背は見た目だけでなく、体調や気分にも影響を及ぼします。「もしかして猫背かも……」と感じている方でも大丈夫です。生活習慣を少し見直すだけで、美しい姿勢に改善できます。

本記事では、猫背になってしまう原因から、自宅でできるやさしい矯正ストレッチまでを分かりやすく解説しながら、あなたの心と身体が軽くなるヒントをご紹介します。記事の後半には、本格的に猫背を改善したい方におすすめの「ユミコアオンライン」も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

監修者の紹介

理学療法士
アドバイスーOne Point Adviceー

ユミコア インストラクター Sachiko
■プロフィール総合病院や整形外科で理学療法士として勤務後、結婚、出産後は主婦業に専念。子育てが落ち着いた40歳ごろからフリーのトレーナーとして活動開始。運動指導だけでなく、ダイエットカウンセリングなども手がける。2023年より、YumiCoreBody天神スタジオにトレーナーとして従事。多くの女性が抱える身体の悩みに寄り添っている。
■保有資格
・理学療法士
・BESJピラティスマットワークインストラクター
・臨床栄養医学指導士
・食欲コントロールダイエット協会認定講師
・栄養コンシェルジュ二つ星

そもそも猫背ってどんな姿勢?

猫背とは、背中が丸くなり、頭が前に突き出たような姿勢のことです。医学的には、背骨のS字カーブが崩れ、胸椎がうしろに曲がる「後弯(こうわん)」の状態で、上半身の重心が前の方に移動してしまっている状態ともいわれます。

背中が丸まっている状態だけでなく、肩が内側に巻き込まれていて、首が前に突き出しているような姿勢も猫背の一種です。これらの姿勢は、本人が気づかないうちにクセになっていることも多く、「気づいたら姿勢が崩れていた」という方も少なくありません。

無意識に前かがみになっていたり、肩が内側に入っていたりする場合は、「猫背」のサインかもしれません。

まず知っておきたい!猫背になる原因

猫背は、ただ背筋を伸ばせばいいというものではなく、日々の生活習慣や身体の使い方のクセが深く関係しています。気づかないうちに姿勢が崩れてしまうのには、きちんと理由があるものです。

猫背を引き起こす代表的な原因は、次のとおりです。

猫背を引き起こす代表的な原因


・長時間にわたるパソコンやスマートフォンの使用

・生活習慣のクセ

・労働環境

・運動不足・筋力の低下

・靴やヒールによる影響

・妊娠・出産後の体型の変化

ここからは、それぞれの原因について詳しく解説します。自分の生活習慣に思い当たることがないかを振り返りながら、読み進めていきましょう。

生活習慣のクセ

生活習慣の中で身体の使い方のクセや偏りがあると、自然と筋肉のバランスが崩れてしまい、猫背姿勢になりやすくなります。

例えば、無意識のうちに次のような体勢になってしまう方は、要注意です。

チェックポイント

チェックポイントーCheck Pointー

NGな体勢


・足を組む

・頬杖をつく

・利き手のみで荷物を持つ

・立つ時に片側に重心を置く

このようなクセが毎日の中で積み重なると、骨格のゆがみや筋肉のつき方に左右差が出てしまい、自然と猫背の姿勢が定着してしまう恐れがあるでしょう。

また、日本人特有の正座やあぐらといった姿勢やお辞儀をする習慣なども、猫背に影響する原因として考えられています。

時間にわたるパソコンやスマートフォンの使用

パソコンをはじめ、スマートフォンやタブレットなどのデバイスが普及したことで、仕事だけでなく、プライベートの時間でも、パソコンやスマートフォンなどに触れている時間が増えています。

特に、デスクワーク中心の方や、SNS・動画を長時間チェックする習慣のある方は、注意が必要です。知らず知らずのうちに背中が丸まり、首が前に出る「猫背姿勢」になってしまっているかもしれません。

画面を見るとき、つい顔を画面に近づけたり、あごを引いてのぞき込んだりする姿勢は、首や肩、背中に大きな負担をかけるものです。なかでも、スマートフォンを使用する際に、顔を下に向けて首を曲げる「うつむき姿勢」は、首に大きな負担をかけるといわれています。

長時間にわたってパソコンやスマートフォンを使用してしまうと、背中や肩まわりの筋肉が硬くなり、猫背の姿勢が定着しやすくなるため、気をつけなければなりません。

労働環境

猫背の原因は、座りっぱなしのデスクワークや長時間のスマートフォン操作だけではありません。

実は、働く環境そのものが、姿勢に大きく影響を与えているケースもあります。

特に、次のような職種の方は注意が必要です。

チェックポイント

チェックポイントーCheck Pointー

影響を与える姿勢


・一日中立ちっぱなしの接客業や販売職前かがみの姿勢をとる機会が多い方

・美容師

・介護士

・調理師

・工場勤務の方

・車での長時間移動が多いドライバーや営業職の方

このように、姿勢や身体の使い方に偏りが出やすい職種の方は、無意識のうちに筋肉を酷使してしまい、猫背が「楽な姿勢」としてクセになってしまっていることがあります。

同じ動作を繰り返したり、同じ姿勢を長く続けたりすることは、身体にとってはゆがみの原因となるのです。

さらに、移動中の電車や車も、姿勢を支える筋肉が緊張し続け、背中や腰の負担となるケースも少なくありません。無意識のうちに、肩が前に巻き込んでいたり、骨盤が後ろに倒れていたりと、猫背の典型的な姿勢になってしまう恐れもあります。

運動不足・筋力の低下

「姿勢を良くしようと意識しても、気がつくとすぐに背中が丸まってしまう……」という方は、もしかすると身体を支える筋力が足りていないのかもしれません。

背筋や体幹、骨盤まわりの筋肉は、正しい姿勢をキープするための土台となる大切なもの。しかし、日常生活の中で身体をしっかり動かす機会が少ないと、筋力はどんどん弱まってしまう一方です。

特に、女性は男性に比べてもともと筋肉が少ないうえ、デスクワークや在宅勤務が増えてしまうと、座ったままの時間が長くなります。その結果、姿勢を支える筋肉が十分に動かなくなり、背中が丸まりやすくなるのです。

また、筋力の低下は猫背だけでなく、肩こりや腰痛、代謝の低下などにも影響を与えます。つまり、姿勢が崩れて筋肉を使わずにいると、さらなる姿勢の崩れを招くという悪循環に陥りやすいのです。

運動習慣がない方は、少しずつ身体を動かすように意識を持つことで、根本的な猫背改善につながるでしょう。

靴やヒールによる影響

「おしゃれは足元から」というフレーズをよく耳にしますが、実はその「足元」が、猫背の原因になっているケースもあるのです。

例えば、高いヒールを履いたり、自分の足に合わない靴を履いたりすることで姿勢が崩れてしまう場合があります。

特に、ヒールで長時間歩いたり、立ちっぱなしになったりすると、重心がつま先側に偏りやすくなります。その結果、足首やふくらはぎが常に緊張した状態になり、身体全体のバランスが前に傾きやすくなるのです。すると、上半身が無意識に後ろへ倒れないように「反り腰」になりやすくなります。

反り腰は、やがて猫背へとつながりやすく、背中が丸まりやすくなるため注意が必要です。

妊娠・出産後の体型の変化

「産後、なんだか背中が丸くなった気がする……」と感じている方も少なくないでしょう。実は、妊娠や出産を経た女性の身体は、姿勢が大きく変わりやすい時期。お腹が大きくなるにつれて全身の重心が前に移動し、バランスを取るために腰が反りやすくなります。

この「反り腰」の状態が続いてしまうと、出産後も背骨のS字カーブが崩れやすくなり、猫背の姿勢がクセづいてしまうのです。

さらに、妊娠や出産によって腹筋や骨盤底筋などの筋力が弱くなると、姿勢を支える力が低下し、猫背の原因になります。それに加えて、赤ちゃんのお世話でかがむ動作や、授乳時の前かがみ姿勢が加わることで、ますます背中が丸まりやすくなってしまうのです。

産前・産後の時期は、ホルモンバランスや睡眠不足の影響も重なり、心身ともに不安定になりがち。日常の中で少しずつ、呼吸や姿勢に意識を向けていくことで、猫背予防にもつながっていきます。

猫背がもたらす8つの悪影響

「ただ姿勢が悪くなるだけ」と思いがちな猫背ですが、実は、身体のあちこちにさまざまな悪影響を及ぼすことをご存じですか?

猫背がもたらす悪影響には、次のようなものが挙げられます。

チェックポイント

チェックポイントーCheck Pointー

猫背がもたらす影響


・ストレートネック

・首こり・肩こり・腰痛・頭痛など慢性的な痛み

・冷え、むくみ

・寝不足

・見た目の印象が老けて見える

・内臓に負担がかかる

・自律神経が乱れる

・太りやすくなる

このように、見た目の印象だけでなく、体調や心のバランスにまで影響が出る恐れがあります。ここでは、猫背が引き起こす悪影響について、詳しくみていきましょう。

ストレートネック

「最近、首が凝っている」「頭が重く感じる」という方は、もしかすると「ストレートネック」かもしれません。

本来、私たちの首の骨は、ゆるやかなカーブを描いて重たい頭を支えています。しかし、猫背の状態で顔が前に突き出た姿勢が続いてしまうと、自然なカーブが失われ、まっすぐに伸びた状態になってしまうのです。これを「ストレートネック」といいます。

ストレートネックになってしまうと、首や肩の筋肉が常に引っ張られるような状態になり、首や首の周辺の骨や筋肉に大きな負担がかかってしまいます。その結果、首こり・肩こり・頭痛といった慢性的な不調につながってしまうのです。

さらに、ストレートネックは、首が短く見えたり、あごが出て見えたりする恐れもあり、顔まわりがすっきりしない原因にもつながります。長時間のパソコン作業やスマートフォン操作が日常になっている方は、気付かぬうちにストレートネックになっている恐れもあるため、注意が必要です。

首こり・肩こり・腰痛・頭痛など慢性的な痛み

猫背やストレートネックといった姿勢の乱れは、見た目だけでなく、慢性的な不調の原因にもなります。

特に多いのが、次のような症状です。

姿勢の乱れで起こりうる症状


・首こり

・肩こり

・腰痛

・頭痛

猫背になると、首や肩、背中の筋肉に必要以上に負荷がかかりやすくなります。その結果、筋肉が硬まりや血行不良を引き起こし、こりや痛みの不快症状として現れるようになるのです。

また、猫背は、背骨や骨盤のバランスが崩れる原因でもあるため、慢性的な腰痛を引き起こすケースもあります。さらに、肩や首の緊張状態が続くことで、緊張型の頭痛に悩まされる方も少なくありません。

これらの不調は、整体やマッサージで一時的に症状が軽くなったとしても、猫背が根本原因である場合、繰り返してしまう場合がほとんどです。

「こりや痛みがなかなか取れない」「最近、身体が重だるい」と感じている方は、まずは、「自分の姿勢」に目を向けてみることが、改善の大きなヒントにつながるかもしれません。

冷え・むくみ

猫背がもたらすのは、肩や腰の痛みだけではありません。実は、「冷え」や「むくみ」など、多くの女性が抱える悩みにも関わっていることがあります。

猫背になると、背中が丸まり、筋肉の働きが低下しやすくなります。なかでも、下半身の血行が悪くなると、足先まで十分に血液が行き届かず、冷えやむくみが起きやすくなるのです。

また、長時間同じ姿勢で座っていたり、立っていたりなど、身体をあまり動かさない生活が続いてしまうと、血流やリンパの流れも滞りやすくなります。「夕方になると足がパンパンにむくんでしまう」といったむくみ体質につながるのです。

寝不足

「しっかり寝たはずなのに、なかなか疲れが取れない……」

「日中、眠たくなってしまい、仕事に集中できない」

このようにお悩みの方も、猫背が原因かもしれません。

猫背の姿勢が続いてしまうと、胸が縮こまり、呼吸が浅くなる傾向があります。

呼吸が浅い状態で過ごすと、自律神経のバランスが崩れやすくなり、心身ともに常に緊張状態が続いてしまい、心身ともになかなか休まりません。

その結果、寝つきが悪くなったり、眠りが浅くなったりなどの、悪循環が生じてしまうのです。

また、猫背によって引き起こされやすい「ストレートネック」も、睡眠の質を下げる原因のひとつ。首の自然なカーブが失われると、寝ている間に首や肩の筋肉がうまくリラックスできず、夜中に目が覚めやすくなってしまいます。

「最近よく眠れない」「朝起きてもスッキリしない」と感じる方は、正しい姿勢を意識することで、睡眠の質が改善されるかもしれません。

見た目の印象が老けて見える

姿勢ひとつで、人の印象は大きく変わるものです。「最近疲れてない?」「なんだか元気がないように見える」と言われてしまう方は、もしかすると、猫背が原因かもしれません。

猫背になると、顔全体がたるんで見えたり、首まわりにシワが寄りやすくなったり、二重あごが目立ちやすくなったりなど、老け顔につながりやすくなるため注意が必要です。

また、デコルテや背中が縮こまると、フェイスラインやバストの位置も下がって見えやすく、全体的に「たるんだ印象」にもつながります。

内臓に負担がかかる

猫背の姿勢は、見た目だけでなく、身体の内側にもじわじわと影響を与えています。そのひとつが、内臓への圧迫です。

猫背になると、背中が丸まり、お腹まわりがぐっと縮こまった状態になります。この姿勢が続くと、胃や腸などの内臓が圧迫されてしまい、本来の動きができなくなってしまうのです。

また、内臓が圧迫されて呼吸が浅くなることで、また猫背姿勢になると、内臓を支えている骨盤底筋の働きも悪くなります。骨盤底筋がうまく働かないと、尿もれや湯漏れなど不快な症状が出てくる原因にもつながります。

例えば、「食後に胃が重い」「お通じが不安定」「便秘ぎみ」といったマイナートラブルも、実は姿勢が影響しているかもしれません。

自律神経が乱れる

「なんとなく気分が落ち込む」

「眠りが浅い」

「疲れがなかなか抜けない」

このような心身の不調の裏側には、自律神経の乱れが隠れていることがあります。実は、猫背の姿勢も、私たちの自律神経のバランスに大きく関わっているのです。

自律神経とは、呼吸や消化、体温調整、心拍など、私たちの身体の機能を無意識にコントロールしている神経のこと。自律神経は背骨のまわりを通っているため、猫背によって背骨が歪んだり圧迫されたりすると、神経の働きにも悪影響が出る恐れがあります。

猫背の姿勢は、呼吸が浅くなり、興奮状態の交感神経が優位になりがちです。その状態が続くと、リラックスに必要な副交感神経とのバランスが崩れ、「疲れが取れない」「イライラしやすい」「眠りが浅い」などの不調につながってしまいます。

さらに、自律神経の乱れは、内臓の働きやホルモンバランス、自律神経の切り替えに影響することも少なくありません。特に、女性の場合は、PMSや冷え、むくみなどの症状が強く出ることもあるため、注意が必要です。

太りやすくなる

「食べる量はさほど変わらないのに、最近太りやすくなった気がする……」このように感じる方は、もしかすると猫背が原因かもしれません。

猫背の姿勢が続いてしまうと、内臓が圧迫されて消化機能が低下したり、筋肉がうまく使われずに代謝が落ちてしまったりすることがあります。特に、お腹まわりが縮こまった状態が続いてしまうと、血流やリンパの流れも滞りやすくなり、脂肪がつきやすい体質へと変化してしまうのです。

さらに、猫背によって背中が丸まると、肩甲骨まわりの動きが悪くなり、凝りやすくなる傾向があります。肩甲骨の内側には「褐色脂肪細胞」という脂肪をエネルギーとして燃焼する役割をもつ細胞が集中しています。猫背で肩甲骨が固まって、褐色脂肪細胞が正常に働かなくなると、代謝が落ち、太りやすい体質になってしまうといわれているのです。

また、猫背によって骨盤が後ろに傾く「後傾」の状態になると、下腹がぽっこり出たり、お尻が下がったように見えたりすることで、全身のシルエットも崩れやすくなります。さらに、身体を支えるインナーマッスルも使われづらくなり、同じように生活しているのに「やせにくい」状態になってしまうでしょう。

自宅でできる猫背の簡単セルフチェック方法

ここでは、壁を使って簡単に猫背の状態をチェックする方法をご紹介します。ご自分が猫背かどうか気になる方は、この機会に一度確かめてみましょう。

チェックポイント

チェックポイントーCheck Pointー

猫背の簡単セルフチェック方法


1. 壁にかかとをつけた状態で立つ

2. 後頭部・肩甲骨・骨盤が壁に付いているかチェックする

セルフチェックをする際は、無理に後頭部を壁につけないように注意してください。あくまでも自然な姿勢で、後頭部・肩甲骨・骨盤・かかとの4点を壁につけた状態で立つように心がけましょう。

それぞれのパーツが壁に付いた状態であれば、正しい姿勢がキープできている証拠です。しかし、いずれかのパーツが壁から離れている場合は、猫背である恐れがあります。

診断結果

状態猫背タイプ
・後頭部が離れているストレートネックタイプ
・肩甲骨が壁から離れている・背中と腰の間に手のひらが一枚分入らない巻き肩タイプ
・背中や腰と壁の隙間に手のひらが1枚以上入る反り腰タイプ

ここからは、それぞれの猫背タイプの特徴を詳しくみていきましょう。

ストレートネックタイプ

長時間スマホやパソコンを使う方に多いのが、この「ストレートネックタイプ」です。

次のような特徴に心当たりがある方は、注意しましょう。

チェックポイント

チェックポイントーCheck Pointー

ストレートネックタイプの特徴


・首がまっすぐに伸びて、顔が前に突き出ている

・長時間のスマホ、パソコン操作をしている人に多い

・首、肩こり、頭痛を感じやすい

・あごが出て見えたり、首が短く見えたりする

・姿勢を正しても違和感がある

首が前に出て、頭が上半身よりも前の方にあるのが「ストレートネックタイプ」です。このタイプは、パソコンやスマートフォンなどを長時間使う習慣のある方に特に多く見られます。首や肩への負担が大きく、頭痛や疲れやすさにつながるケースも少なくありません。

首元のラインが崩れやすく、見た目年齢に影響することもあるので、早めにケアするのがポイントです。

巻き肩タイプ

肩が内側に巻き込んで見える「巻き肩タイプ」には、次のような特徴があります。

チェックポイント

チェックポイントーCheck Pointー

巻き肩タイプの特徴


・肩が耳たぶよりも前に出て、内側に巻き込んでいる

・胸が縮こまってしまい、猫背のような姿勢が目立ちやすくなる

・呼吸が浅くなりやすい

・首、肩の筋肉が張りやすい

・バストラインが下がって見える

肩が内側に入り込んでしまい、自然と胸が閉じてしまう「巻き肩タイプ」は、長時間におよぶデスクワークやスマートフォン操作をする方など、腕を前の方に出す時間が多い方によくみられます。

巻き肩の状態が続いてしまうと、呼吸が浅くなり、肩や首のこりが起こりやすいだけでなく、バストの位置が下がって見えてしまう恐れも。日常生活のクセが積み重なって起こるケースも多く、自分では気づきにくいため注意が必要です。

反り腰タイプ

一見美しい姿勢に見えても、実は腰に大きな負担がかかっているのが「反り腰タイプ」です。次のような特徴に当てはまる方は、反り腰タイプかもしれません。

チェックポイント

チェックポイントーCheck Pointー

反り腰タイプの特徴


・腰が強く反っている

・骨盤が前に傾き、重心が前に移動している

・お尻が突き出て見える

・太もも前面が張りやすい

・下腹が出やすく、腰痛になりやすい

反り腰タイプでは、骨盤が前に傾いた状態になりやすく、腰や太ももに余計な負荷がかかりやすく、腰痛やぽっこりお腹の原因となるケースも少なくありません。スカートが前に回りやすい方やお腹が前に出っ張って見える方は、反り腰タイプを疑ってみましょう。

猫背を改善する6つのメリット

猫背を改善すると、見た目の印象だけでなく、身体の内側からバランスよくなり、さまざまなメリットがもたらされます。

猫背を改善する具体的なメリットは、次のとおりです。

猫背を改善する具体的なメリット


・見た目年齢が若くなる

・スタイルアップする

・肩こり、首こり、腰痛などの慢性的な不調が和らぐ

・深い呼吸によって代謝も気分も上向きになる

・内臓の働きがスムーズになる

・集中力や仕事効率もアップする

それぞれのメリットについて詳しくみていきましょう。

見た目年齢が若くなる

猫背が改善されると、顔まわりの印象がぐっと引き締まり、実年齢よりも若々しく見られることが多くなります。

猫背の姿勢ではあごが前に突き出すことで、首元にシワができやすくなるため、老けて見える原因になりがちです。しかし、背すじを伸ばして姿勢を整えることで、首のラインがすっきり見え、フェイスラインもシャープな印象になります。自然と視線が上がるため、表情も明るくなり、自信のある印象に変わるでしょう。

また、姿勢の良さは「清潔感」や「美意識の高さ」といった良いイメージにもつながります。年齢による見た目の変化が気になり始めた方にとって、猫背改善は手軽で即効性のある「若見え習慣」といえるでしょう。

スタイルアップする

猫背矯正は、スタイルアップにも効果的です。姿勢が正しくなると、自然と胸が開いて骨盤がまっすぐ立つため、お腹や背中がすっきり引き締まって見えます。さらに、ヒップラインが上がり、バストの位置も高くなるため、全体のプロポーションが整ってメリハリのある美しいシルエットにつながるでしょう。

さらに、姿勢を意識するだけで「着痩せ」して見えるのも大きなメリットの一つです。立ち方や座り方を工夫するだけで、印象や見た目年齢をガラリと変えられます。

「なんだか最近太って見える」と感じている方や、「鏡に映る自分に自信が持てない」と悩んでいる方は、まず姿勢を見直すことから始めてみましょう。

肩こり・首こり・腰痛などの慢性的な不調が和らぐ

猫背が改善されることで、肩や首、腰にかかる余分な負担が軽減され、慢性的なコリや痛みが和らぐでしょう。

姿勢が崩れてしまうと、特定の筋肉ばかりが緊張し続けてしまい、血流が滞ったり、神経が圧迫されたりなど、心身の不調の原因となります。特に、デスクワークやスマートフォンの操作が多い方は、前傾姿勢になることが多く、肩こりや首こり、腰痛が悪化しがちです。

正しい姿勢をキープできるようになると、身体全体のバランスが整い、筋肉への負担が分散されるため、痛みやだるさが軽減されるでしょう。

深い呼吸によって代謝も気分も上向きになる

猫背が常態化してしまうと、深い呼吸がしづらくなり、自律神経のバランスが乱れや代謝の低下、さらにはストレス増加の原因となります。しかし、猫背を改善してゆったりとした深い呼吸を心がけることで、副交感神経が優位になり、心身がリラックスモードに切り替わるのです。

副交感神経が優位になることで、血流が促進されて、代謝は活性化。さらには、脳への酸素供給が増えることで、気分が安定しやすくなり、落ち込みやイライラの軽減にもつながるでしょう。

内臓の働きがスムーズになる

背中が丸まり腹部が圧迫されると、内臓の働きが低下しやすくなります。

特に、腸の部分を圧迫してしまうと、便をスムーズに排出できなくなるため、便秘の原因になる恐れもあるでしょう。長時間のデスクワークや前かがみの姿勢が続くと、お腹が張りやすくなると感じる方も少なくないはずです。

正しい姿勢を意識することで、内臓の位置が本来あるべき場所に戻り、血流も改善されやすくなります。その結果、消化機能や代謝機能もスムーズに働くようになり、便通が整ったり、全身の不調を防げたりなどの効果も期待できるでしょう。

集中力や仕事効率もアップする

猫背の状態では、胸や肺の部分が圧迫されて呼吸が浅くなりがちです。

浅い呼吸では、脳に十分な酸素を送れなくなるため、集中力が続かなかったり、疲れを感じやすくなったりする恐れがあります。 一方で、猫背を改善して胸を開く姿勢をキープできると

深い呼吸をしやすくなり、脳に十分な酸素が届けられるようになります。

その結果、思考がクリアになり、集中力が高まりやすくなるのです。特に、デスクワークや学習に取り組む際には、正しい姿勢を意識することで、パフォーマンス向上が期待できるでしょう。

猫背を本気で改善!3つの矯正アプローチ法

猫背を改善するには、日常的なクセを見直すのはもちろん、自分に合ったアプローチ方法を見つけることが大切です。

猫背を改善するための代表的な3つのアプローチは、次のとおりです。

理学療法士
アドバイスーOne Point Adviceー

・矯正アイテムを活用する

・整体院・接骨院での施術を受ける

・猫背の改善に向けたストレッチやトレーニングを習慣化する

ここでは、それぞれのアプローチ方法のメリットや注意点を詳しく解説します。

矯正アイテムを活用する

猫背を矯正する際に気軽に取り入れやすいのが、「姿勢矯正アイテム」を活用する方法です。

長時間座る習慣がある方には「姿勢サポートチェア」や「骨盤クッション」、肩の巻き込みが気になる方には「猫背矯正ベルト」や「姿勢矯正インナー」といったように、目的に応じた便利アイテムが多数販売されています。

日常の姿勢をサポートしてくれるアイテムが多く、自分では気づきにくい猫背の状態を外側からアプローチしてくれるのが特徴です。

メリット


・座るだけ、装着するだけで姿勢をサポートしてくれる

・スマホやデスクワークが多い人でも取り入れやすい

・短時間で効果を体感しやすい

注意点


・矯正アイテムに頼りすぎると、姿勢を支える筋肉が鍛えられない

・誤った使い方や長時間の使用は、かえって体に負担をかける

・恐れも根本的な改善にはならず、一時的な対処にとどまることが多い

矯正アイテムは、姿勢を整える補助として有効です。しかし、使用頻度が上がると、かえって筋力が落ちたり関節の動く範囲が制限されたりとデメリットも出てくるため、あくまでもサポート役として活用することが大切です。過信しすぎずに、あくまで日常生活のサポートアイテムとして取り入れていきましょう。

整体院・接骨院での施術を受ける

猫背による不調が続く場合に頼りたくなるのが「整体院や接骨院での施術」でしょう。

メリット


・筋肉のこわばりや関節の動きがスムーズになり、即効性がある

・不調の原因を専門家に見極めてもらえるという安心感がある

・定期的に通うことで身体のクセに気づきやすくなる

・保険が使える施設では費用を抑えて継続できるケースもある

姿勢のゆがみや筋肉の緊張を整える施術は、即効性があり、施術後すぐに楽になると体感できる方も少なくありません。特に、肩や首、腰などの痛みやこり、足のむくみなどが強い場合は、一時的に症状を緩和できるケースも多くみられます。

また、利用する施設によっては保険適用となるケースもあるため、コストを抑えながら施術を受けられる点も大きなメリットです。

注意点


・施術だけでは姿勢を支える筋肉を鍛えることができないため、根本的な改善につながりにくい

・一時的に症状が緩和しても、日常の習慣やクセを変えないと再発するリスクがある

・継続的に通う必要があり、回数や費用がかさむこともある

整体・接骨院の施術には、つらい不調を一時的にやわらげる効果がありますが、「姿勢を維持する筋肉」を鍛えることはできないため、根本的な姿勢改善は難しいでしょう。

たとえその場で痛みが取れたとしても、猫背の原因となる日常のクセや生活習慣が変わらなければ、症状は何度でも繰り返されてしまいます。施術の効果を維持するには、通い続ける必要があり、通院する手間や費用の負担が大きくなるケースも少なくありません。

猫背の改善に向けたストレッチやトレーニングを習慣化する

本気で猫背を改善したいのであれば、「姿勢を整えたあとにどのようにキープするか」が重要なポイントです。そこでおすすめなのが、猫背改善に向けたストレッチやトレーニングを習慣化して、筋肉を正しく使えるようにしていくこと。

私たちの姿勢は、全身の筋肉によって支えられています。どれだけ背筋を伸ばそうと意識をしても、筋力が足りなければすぐに崩れてしまいます。特に、猫背を支えるためには、背中やお腹まわり、骨盤まわりのインナーマッスルをバランスよくトレーニングすることが大切です。

毎日の習慣にストレッチや簡単なエクササイズを取り入れることで、無理なく「美しい姿勢」が定着するでしょう。継続していくうちに、正しい姿勢が「当たり前」の状態となるはずです。

ユミコアボディの公式InstagramやYouTubeの公式チャンネルでは、猫背のような姿勢や骨盤の歪みを整えながら、内側からしなやかな筋肉を育てるストレッチやトレーニング方法を発信しています。気になる方は、ぜひチェックしてみましょう。

ユミコアボディに興味がある方は、ぜひ公式Instagramをチェックしてください。

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自宅でできる!ユミコア流・猫背を矯正するセルフストレッチ

猫背を根本から改善するには、日々のセルフケアが欠かせません。

ここでは、YumiCoreBodyがおすすめする自宅で簡単にできる猫背を矯正するためのセルフストレッチ・トレーニングを厳選してご紹介します。正しい姿勢をキープする身体づくりのために、今日からぜひ取り入れていきましょう。

ユミコアボディとは?

ユミコアボディは、メリハリのある健康的なくびれボディを持つ姿勢改善トレーナー・Yumico氏が提唱する、骨格と筋肉のバランスを整えるボディメイクメソッドです。

ピラティスや体幹トレーニング、整体を学んだのちに、「ほぐし」や「ストレッチ」「呼吸」と「体幹トレーニング」を組み合わせた「ユミコアボディメソッド」を独自に考案。

単なる筋トレではなく、骨盤や肋骨、背骨、股関節など、私たちの身体を支える骨格を本来の正しい位置に導きながら、インナーマッスルをしなやかに鍛えられるのが特徴です。

運動が苦手な方でも安心して受講できるプログラムを多数提案しています。

背骨ストレッチ

猫背の大きな原因のひとつとして、背骨の柔軟性が不足していることが挙げられます。

ユミコアが提案する背骨ストレッチでは、背中の丸まりを緩やかに解消し、自然なS字カーブを目指しています。

背骨ストレッチのやり方


1. 四つ這いになり、膝から遠くに手をつく

2. お尻を後ろに突き出すようにして、胸を床につける

3. 両手とお尻を引っ張りあいこするようにしながら、背骨をストレッチする

4. 鼻先を真正面に向けた状態で深呼吸をしながら、肩甲骨の内側にきゅっと締まる感覚が入るかを確認する

左右それぞれ4〜5回を目安に繰り返し行ってください。たった1分でできる簡単な動きですが、毎日続けることで姿勢が整いやすくなり、肩こりや腰痛の予防にもつながるでしょう。

胸のストレッチ

長時間のスマホ操作やパソコン作業で硬くなりやすいのが胸まわりの筋肉。胸のストレッチをすることで、巻き肩や前かがみ姿勢の改善につながります。

胸のストレッチのやり方


1. うつ伏せの状態になる

2. 左手のひらを肩の真横に出して、ひじを90度に曲げる

3. 右手は身体に沿ってまっすぐ伸ばす

4. 膝を90度に曲げて左右のかかと同士をつける

5. 右手で床を押しながら身体を返すようにして胸の前部分を30秒伸ばす

反対側も同様に行う

左右3〜5回程度繰り返し行うことで、深い呼吸がしやすくなるでしょう。肩甲骨もスムーズに動くようになるため、猫背だけでなく疲れやすさの軽減にも効果的です。

ローラーを使った背骨ほぐし

背骨ほぐしにおすすめのアイテムとして、筋膜や筋肉をリリースする「ローラー」があります。ユミコアのオリジナルアイテム「HoggsyRoller(ホグッシーローラー)」は、こわばった筋肉をやさしくゆるめ、背中全体をしなやかにするのにおすすめです。

ローラーを使った背骨ほぐしのやり方


1. 胸の後ろ(背中部分)にローラーをあてる

2. 両手を頭の後ろで組んだ状態でお尻を浮かせる

3. 頭とお尻が平行になるようにして、肩から肩甲骨の下辺りまでを横揺れしたり、縦揺れしたりしながらコロコロ転がす

1分〜1分半程度を目安に行います。普段使わない小さな筋肉もほぐすことで、血流が促進され、姿勢の土台が整いやすくなります。

背中を丸めすぎてしまうと背骨に当たって痛みを感じやすくなるため、注意しましょう。

骨盤の歪みを取るストレッチ

骨盤が歪んでいると、どれだけ姿勢を意識しても猫背が戻りやすくなります。骨盤の歪みを取るストレッチでは、骨盤まわりの筋肉バランスを整え、骨盤の歪みや傾き、ねじれを改善する効果が期待できます。

骨盤の歪みを取るストレッチのやり方


1. 床に仰向けの状態で横になる

2. 背骨に沿って縦向きにローラー、または辞書のような厚みがある本をセットする(※ローラーの下の部分が骨盤の上部分(ヤコビー線)に調整する)

3. 片足は伸ばしたまま、反対の足を股関節と膝関節を90度まで折り曲げて、5秒間キープする

足を入れ替えて同様に行う

左右3セットずつを目安に繰り返しましょう。ポイントは、膝をまっすぐに胸に引き寄せること。このストレッチを習慣化することで、下半身の安定感が増し、自然と背筋が伸びやすくなり、美しい立ち姿につながるでしょう。

下半身トレーニングにおすすめ!スクワット

猫背を改善するには、下半身の筋力も欠かせません。

スクワットは、脚やお尻などの下半身だけでなく、体幹や背中まで広範囲の筋肉を使う全身運動です。正しいフォームを意識することで、姿勢が崩れにくい身体に変わっていきます。

スクワットの正しいやり方


1. 足は腰幅に開いて、つま先を進行方向、もしくはやや外向きにして立つ

2. 頭からお尻を一直線にしたまま、ゆっくりとひざと股関節を曲げながら腰を落とす(※膝がつま先と同じ向きになるように注意する)

3. 腰を落として、上げるという動きを10〜15回程度繰り返す

スクワットは、地味な動きではあるものの、太ももの大きな筋肉を使うため姿勢の安定とむくみにくく、疲れにくい身体づくりにつながります。

まとめ

猫背は、見た目の印象だけでなく、肩こりや腰痛、内臓機能の低下、自律神経の乱れなど、全身のさまざまな不調を引き起こす原因になります。自分では気づきにくい姿勢のクセを見直して、日常的に「美しい姿勢」をキープできるように整えることが、姿勢改善に向けた大きな一歩です。

なかでも、ストレッチやトレーニングを習慣化することが、猫背を根本から改善するポイント。もしも、「正しいやり方がわからない」「続けられるか不安」と感じている方は、骨格から整えるユミコアボディの独自メソッドで運動を習慣化してみませんか?

ユミコアボディは、メリハリのある健康的なくびれボディを持つ姿勢改善トレーナー・Yumico氏が提唱する、骨格と筋肉のバランスを整えるボディメイクメソッドです。

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著者: yumicorebody

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