【公式対談】いま注目の“ちつトレ”で痩せやすい身体に!産婦人科医による医学的見地からの検証も!

ダイエットのやり方の概念を変える「膣を締める」「身体をほぐす」ことに着目、独自のトレーニングを行うユミコアボディ。でも“ちつトレ”の効果や医学的にみた場合は??といった点も気になるところ。今回は代表の村田友美子、産婦人科医の竹元葉先生にオンライン取材をしました。

・村田 友美子/むらた ゆみこ

村田友美子

YumiCoreBody 代表
3児の母であり曲線のある3DXBodyを手にする姿勢改善トレーナーgiant inflatable slide。ピラティス、体幹トレーニングを学び、整体の資格を取得後、ほぐし、ストレッチ、呼吸と体幹トレーニングの組み合わせにより骨格からカラダを変えるオリジナルメソッドを確立。

・竹元 葉/たけもと よう

sowaka women’s health clinic 院長
産婦人科専門医/医学博士/女性ヘルスケアアドバイザー/妊産婦食アドバイザー/ガスケアプローチ 認定アドバイザー 順天堂大学医学部卒。現代女性の健康意識改善に注力。気軽に相談できる医師をモットーに活動中。

 

1.膣に着目!ユミコア式“ちつトレ”

ちつトレが誕生した理由

まずはYumico先生にお伺いしたいのですが、“ちつトレ”と聞くと、私のような初心者は「膣」と「トレーニング」が結びつかず、なかなかイメージしづらいですが、それをメソッドの中に取り入れたきっかけのようなものはあったのでしょうか?

Yumico(以下 Yumico)
「ちつトレ」という言葉は以前からあったと思いますが、私が当時エクササイズを教わっていた先生に「膣を締めるといい」と言われて行っていたら、だんだん腰にくびれができてきたんです。

それで「膣」と「くびれ」には関係があるのではないかと思うようになりました。その組み合わせも意外だったし、キャッチーだなと思って注目したんです。
なので、私の場合はちつトレ、というより“膣を締めながらトレーニングを行う”ことでインナーマッスルを鍛え、自然に腰にくびれが生まれてきた、というわけです。

そこから深堀りして骨盤底筋なども勉強していきました。ただ、膣の締め方でも、たとえば何かを割るようなものなのか、それとも引き込むのか、などいろいろじゃないですか。だけどそれに関してのやり方とか、詳しい説明はなかった。
骨盤底筋を鍛える、膣を締めるというやり方でも、もっと具体的にどういう方法が効果的なのかということに私はフォーカスしていきたいと思ったんです。

・“膣を締める”ためのやり方を自身で研究

たとえば「しらたきを吸い込むように」といった感じなど、スタジオの生徒さんと自分も一緒に試しました。しらたきって細くてぬるぬるしてるし、吸い込むにはかなりの吸引力が必要になります。それとも、何か割るようにお尻をギュっと締める感じなのか、とか。でもそれは外側の筋肉を使っちゃうんで、内側のインナーマッスルを鍛えるためにうちでは“引き込む”ほうを実践しています。

そこからさらに勉強していくうちに、引き込むだけじゃなくて、ゆるめることや、張らせることも必要なんだ、ということを学んでいきました。

その張らせたり、縮めたり、吸い込んだりというのを繰り返していくと、筋肉なのでどんどん活性化していくんですよ。
そしたらホルモンも整うし、体調もよくなってくるんですよね。もちろん、尿もれや湯もれなどもなくなります。

私の場合は、医学的に結果が出ていたり、効果があると証明されているから試したとかこの締め方が合っています、というわけじゃなく身体が変わっていく過程で、どんなやり方が効果的なのかなど、すべて自分で試してみた結果なんです。

 

2.膣を引き上げてアンチエイジング効果も

ちつトレの医学的根拠

ご自身や生徒さんとで“締め方”など、「膣」に関して深堀りしていった結果、独自メソッドが誕生したというわけなんですね!ではちつトレ、膣を締めるといったものは医学的な観点からみた場合、竹元先生はどうお考えですか?

竹元 葉先生(以下  竹元)
骨盤底筋は姿勢の保持にも深く関わっています。「膣を締める」というのは、骨盤底筋を引き上げるということになるので、“姿勢を正して保持する”ということにもつながってくると思います。

私がフランスで師事していた先生のメソッドの中には、腟を引き上げるようなイメージで骨盤底筋を挙上させ正しい姿勢で呼吸をするのようなものにしましょう、といった考え方のものもありました。

ただ、欧米に比べると日本はまだ腟というワードに対してオープンではなく、腟や骨盤底筋を使ったコンディショニングについての理解も浅いのかなと思います。

・臓器を正しい位置に戻す「姿勢改善」がカギ

膣や骨盤底筋の引き上げを行っていくと、見た目などへの影響やアンチエイジングといった効果もありますか?

竹元
もちろん、姿勢改善すれば、見た目にも影響してくると思います。女性は妊娠出産で骨盤が開いたままになってしまい、骨盤底筋も大きなダメージを受けるので、お腹の中の内臓が下垂しスタイルが崩れる方が多いです。妊娠中から分娩、産後まで、できるだけ正しい姿勢で呼吸を意識する事で、そのダメージを最低限にする事は見た目にとってもプラスに働くと考えます。さらに、腰痛や尿漏れなどのマイナートラブルを減らすことも期待されます。

 

3.姿勢改善とダイエット?痩せやすい身体に

姿勢改善とダイエット

友美子先生にお伺いしたいのですが、とくに産後、骨盤底筋の改善などで一定期間、整骨院などに通うのと、長期でトレーニングしていく場合とでは、どう違うのでしょうか?

Yumico
身体の使い方って“くせ”と一緒なんですよね。トレーニングする際に、お腹にグッと力をいれる人が多いと思いますが、それを骨盤底筋を引き上げながらするのって難しいので、それを身体や脳に覚えさせるんです。

でも続けてやっていると、知らないうちに骨盤底筋を使える身体になっている、というのが、YumiCoreBodyで行っているトレーニングになります。

・意識改革&やり方次第で身体は変えられる!

自然と骨盤底筋が使えるようになるなんて驚きです。そうしたトレーニングをどのくらいの期間続けていると、習得できるものなんですか?

Yumico
うーん、それは人によってだと思いますけど、習い事と同じで、それぞれの意識の違いや通う回数なんかでも変わってきます。

たとえば、ジムのプールに週一回通ってそれ以外の日も自主トレしている人と、ジムで週一回しか練習していない人を比べると、やはり覚えにも違いが出てくるので、それぞれの意識によっても大きく変わるものだと思います。日常的に「膣や骨盤底筋を引き上げよう!」と意識するかしないかなどでも違いは出てきますよね。

・ダイエットとしての効果にも期待

そうしたトレーニングはダイエット効果、いわゆる脂肪を燃焼させるといったトレーニングとは異なるものですか?

Yumico
同じだと思います。骨盤底筋など姿勢を正しく保つ筋肉を鍛えるということは、先ほど竹元先生もおっしゃっていたように、姿勢が正しいまま生活できるようになるので、代謝もよくなるんです。内臓の位置が安定し、血流なども違ってきます。

身体の使い方で基礎代謝は決まってくるので、普段からダラッとした姿勢で生活している人よりも、きちんとした姿勢で生活している人のほうが痩せやすい、というのはやはりあると思います。

 

4.身体の不調も治す姿勢改善って?

身体の不調も治す姿勢改善

YumiCoreBodyでトレーニングを続けているとお通じにもいい、と友美子先生がよく話されていますが、なぜ効果があるんですか?

Yumico
骨盤底筋群というのは呼吸と連動しているんですね。関連する横隔膜などのインナーマッスルも上がったり下がったりを繰り返します。

なので、トレーニングで骨盤底筋をよく動かすとおなかの中がマッサージされた状態になり、大腸などの臓器も柔らかくなってよく働くようになるので、排泄しやすい身体に変わってくると思います。

・内臓を引き上げるためのちつトレ

便秘以外に、女性でお悩みの方も多い生理痛なども改善されますか?

Yumico
そうですね、私は関係すると思っています。内臓というのは下垂していってしまうものなので、膣の引き上げなど身体のコアな部分を鍛えて内臓を正しい位置に戻せば、子宮など臓器の圧迫も軽くなります。血流や神経にもかかわるので、生理痛、PMSといったものがよくなることも多いです。

・姿勢改善で生理痛にも効果アリ?

インナーマッスルを鍛えて生理痛を改善させるという部分で、竹元先生はどうお考えですか?

 竹元
先ほど友美子先生もおっしゃっていたように、骨盤底筋や膣を引き上げて姿勢を正しくし、子宮や卵巣があるべき位置にあることや正しい姿勢で深い呼吸をする事で血流が改善し、生理痛の改善に繋がる可能性はあるかと思います。

・産婦人科医としてみたユミコアメソッドとは

竹元先生がユミコアメソッドでいいなと思っているところ、理にかなっていると思われる点などを教えていただけますか?

 竹元
姿勢改善によって臓器や骨の位置を調整して整えたり、引き上げて内臓を正しい位置に戻すといった部分で、とても理にかなっていると思いますね。

 

ーーーと、この後も女性ならではのお悩みなど盛りだくさんで続くのですが、、、残念ですが今回はここまで。そちらはまた番外編としてお送りしたいと思いますので、次回をお楽しみに!!

 

5.家でトライしてみよう!簡単ちつトレ

お家で簡単ちつトレ

友美子先生いわく、「インナーマッスルは姿勢を維持するための筋肉」。身体の深部を動かして姿勢を改善していけば、内臓や骨の位置も正しい場所に収まり、太りにくい身体に変わることだってできるんです!

ここでは、家でもできる簡単ちつトレをご紹介します。

テレビを観ながらや、家事の合間など、“ながら時間”にできるものをご紹介しますので、ぜひチャレンジしてみてくださいね!

・骨盤底筋を意識した椅子を使ったちつトレ

骨盤底筋を意識したちつトレ

①足の裏がしっかり床につく椅子に座り膝にペットボトルをはさみます。

②足は拳1つ〜1.5個分あけ指先は真っ直ぐにします。

③息を吸ってお腹に空気を入れ、息を吐きながらペットボトルを軽く潰すように内腿を寄せて膣を優しく引き上げます。


◎ターゲットマッスル
骨盤底筋、内転筋

◎ポイント
つま先が外に向かないようにする。
背筋を伸ばして行う。

◎目安(時間・回数)
10回×2セット

このちつトレーニングは尿漏れにも効果があります。詳しくは「女性の尿漏れを防ぐ体操にはちつトレ!ながらトレーニングで骨盤底筋を鍛えよう」をご覧ください。

 

・スクワットで姿勢改善と代謝アップ!

スクワットは、ちつトレにも適したトレーニングです。骨盤まわりを鍛えるので姿勢改善に繋がり、猫背さんやヒップアップしたい方にもおすすめ。

また、身体の中でも大きな筋肉は下半身に集まっているので、ここをトレーニングすると基礎代謝も上がり、脂肪を燃焼させるダイエット効果も!!

・ちつトレは産後にもおすすめ

産後は筋肉量が落ちたことによる代謝の低下で太りやすくなっています。また骨盤のゆがみによって腰痛が引き起こされることもあるので、注意が必要です。

産後は緩んだ膣を引き締めるちつトレで、骨盤底筋を動かしましょう!スタイルアップ以外にも便秘や腰痛、尿漏れの解消など、早ければ数週間で効果を実感できるはず。「ながらトレーニング」でコツコツ続けていくのもポイントです。

 

6.グッズを使った簡単ちつトレ

グッズを使ったちつトレ

続いては、グッズを使って家でも簡単にできる、ユミコア式の膣締めトレーニングをご紹介します。インナーマッスルをぐんぐん鍛えちゃいましょう!

【ペットボトルを使ったもの】

まず、かかとをつけ、つま先を開いて立つ。ペットボトルを股の間にはさみ、立ったまま両手を胸の前で合わせる。

②ペットボトルを膣で持ち上げるようなイメージで合わせた両手をそのままスーッと上にあげる。引き上げるときは息を吐きながら行う。

★すべて鼻で呼吸しながら行ってください

【ユミコアオリジナルグッズを使ってできるもの】

①右の骨盤の内側(脚の付け根のやや上あたり、ボールが沈む位置)に置いて、その上にうつ伏せに寝ころぶ。左脚は90度に曲げて横に出しておく。

②ボールに体重をかけながら上下させ、骨盤内側の部分をほぐしていく。
※痛いからと体重を逃がしたり、違う位置にずらしたりしないように注意。腰を反らさずに、なるべく恥骨をマットにつけて行うのもポイント。

③うつ伏せのまま、右脚のひざを90度に曲げて足裏を天井に向けて突き上げたり戻したり、呼吸と一緒にゆっくりとひざをアップダウンさせる(もっと骨盤奥にボールが沈み込むはずです)。

④ボールを骨に当てるように左右にも動かしてみる。

★①~④までを左右各90秒で行います

 

7.ちつトレをもっと知りたい!という方もYumiCoreBodyの最新情報をチェック!

オンラインレッスン・最新情報

YumiCoreBodyのトレーニングって?ユミコア式ちつトレってどんなもの??と気になるアナタはYumiCoreBody公式インスタグラムを要チェック!不定期で友美子先生によるインスタライブ配信のほか、人気トレーナーのbefore/after画像などもぜひチェックしてみてくださいね。

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・Instagram/インスタグラム まとめ

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・アメブロ/公式スタッフブログ

YumiCoreBodyPR担当のゆりさんが綴るブログ。いち生徒としてレッスンを受けて感じたこと、トレーナーインタビューなどレッスンとは違った顔もここではみられますよ!
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投稿者プロフィール

杉本 春
Yumi Core Body編集部

出版社にて雑誌/書籍の企画、編集ライターとして美容・健康系記事も多く経験。現在は1児の母として子育てをしながら、フリーライターとして活動。