女性に多いお悩みのひとつ「むくみ」。今回は、むくみの原因や、むくみを解消する効果的な食事について岩崎先生にお聞きしました。また、成長期に摂取すると効果的な食べ物や、脳神経に良い効果をもたらす野菜など、野菜の魅力をたくさんご紹介します。
1.そのお悩み「野菜」が助けてくれる?
第1回目、そして第2回目の記事で、野菜がどれだけ身体に良いのかということをお伝えしてきました。今回はいよいよ最終回。大人から子どもまで役立つ、野菜がもたらす効果を紹介していきます。
女性が抱えるむくみの改善
身体のむくみが気になる女性も多いことでしょう。特に朝やお酒を飲んだ後、水分を取りすぎた後など、何かと気になりますよね。そもそも、どうして身体がむくむのでしょうか。さっそく岩崎先生にお聞きしてみましょう。
身体がむくむ3つの原因とは?
岩崎
【1.血管が硬くなる】
血液は、身体を巡る水分です。基本的にはこの血液の巡りが悪くなると身体がむくむと考えて良いでしょう。原因としてあげられるのは、まず「血管が硬くなる」こと。血管が硬くなると、燃焼するための水が行き渡りにくくなり、血液から滲み出て皮膚に溜まってしまうんです。
【2.タンパク質不足】
過度なダイエットや食事制限によってタンパク質が減り、身体全体に水が馴染んでしまってむくみが起きることもあります。
【3.血液量の増加】
また、身体中を巡る血液の量が増えることもむくみの原因になります。これは単純に食べ過ぎと塩分の取りすぎで起きてしまうことなので、バランスよく食事をとる意識が大切です。
栄養不足がむくみを引き起こす
岩崎
むくみの原因はこの3つがほとんど。中でも女性に多いのは、血管が硬くなることですね。糖質オフダイエットをおこなったり、そもそもあまり食事を取らないという生活を続けたりすると、栄養不足で血管が固くなり、水が身体に馴染んでしまうのです。
しっかり食事をとって、血管を柔らかく!
むくみたくないからといって食事や水分の摂取を控えるのは逆効果。きちんとバランスの良い食事をとることで血管を柔らかくして、むくみを防いでいきましょう!
2.子どもの成長期に取り入れたい栄養
子育てには欠かせない、毎日の食事。特に成長期は、身体を作るうえで栄養バランスの整った食事が大切です。しっかり考えているつもりでも、間違った認識では良い効果は得られません。まずは成長期の基礎知識を学びつつ、正しい栄養のお話を岩崎先生に聞いてみましょう!
そもそも成長期の期間って?
子どもの成長にはもちろん個人差があります。しかし、一般的には身長の伸び方はパターン化されており、2回の成長期が訪れます。1回目は赤ちゃんのときで、2回目はいわゆる思春期の時期。思春期では女子の平均身長は11歳で約8cm、男子は13歳で約9cmも伸びるとされていて、「成長スパート」と呼ばれています。(※1)
成長スパートに適切な生活習慣を
この成長スパート期に、しっかりと睡眠や栄養をとり、規則正しい生活を送ることで、身体の成長を促進させることができます。
身長を伸ばすために必要な栄養素は?
それではさっそく、成長期に摂るべき栄養について岩崎先生に聞いてみましょう!
実はタンパク質は関係なかった!
岩崎
結論から言って、成長期に摂るべき栄養素は「動物の脂と糖質」です。なぜかというと、成長にはホルモンが関係しているから。動物の脂と糖質は、骨を作るホルモンを出すことができるので、身長が伸びます。
プロテインやサプリを飲んだほうがいいの?と思う方もいるかもしれませんが、実はそういったタンパク質では骨を作るホルモンは出ないんです。成長期に身長を伸ばすには、一般的に太ると言われているものを食べるほうが実は身長は伸びるんです。
Yumico
少しでも興味を持った方はぜひ、栄養コンシェルジュという資格を学ぶといいと思います。結構主婦の方も多いんですよね。栄養学の本質を学ぶことで、本当に価値観が変わっていきますよ!
(※1)子供まなび☆ラボ「子どもの身長を伸ばすために知っておきたい【成長スパート】」
3.認知症予防にはこの野菜が効く!
野菜は身体だけでなく脳にも良い影響を与えると岩崎先生は話します。お話を伺う前に、まずは脳に良い効果を与える食べ物をみていきましょう。
食べ物が脳にもたらす効果
食べ物を食べることは、身体を作るだけでなく、脳に良い機能をもたらす効果があります。中でも脳の働きを活性化させる食べ物を「ブレインフード」といいます。
さまざまなブレインフード
魚やナッツ、緑黄色野菜などさまざまな食べ物がブレインフードとされています。また、「水分」はとても重要です。エネルギーの生産に水分は欠かせないので、ブレインフードと一緒にしっかり水を飲むことが大切です。(※2 )
認知症を防ぐために
また、年齢を重ねるにつれて気になるのが認知症。認知症予防に最適な野菜はあるのでしょうか?岩崎先生にお伺いしました。
認知症予防にはこの野菜が効く!
岩崎
脳神経の認知能力に影響を与えるのは「ごぼうと赤しそ」と言われています。成分的にも証明されていて、通常は脳の神経がだんだん減っていくところ、食べることで60パーセントは神経が減らなくなるんです。
ただ、ごぼうはちょっと調理が難しいですよね。それでも、日常の食事に上手く取り入れることができたら、すごく良い食材です。
飲み物で摂取するのもOK
Yumico toboggan gonflable
ごぼう茶とか、飲み物でごぼうを摂取しても効果は得られますか?
岩崎
はい、飲み物でも大丈夫です。ただし、ごぼうの皮の部分までしっかり含まれているものがいいですね。
(※2 )「メディケア・リハビリ」ブレインフード〜脳を活性化させる食べ物とは?〜
■まとめ
今回はむくみ解消、成長期に食べるべき栄養、そして認知症予防に最適な野菜の紹介と盛りだくさんの内容でした!
3回にわたってご紹介してきた岩崎先生と由美子先生の対談は今回が最終回でした!野菜を食べるメリットや栄養学について少しでも理解を深められたでしょうか?
まだまだ野菜の魅力を知りたい!という方はぜひ岩崎先生のSNSなどもチェックしてくださいね。
また、過去の記事はこちらから見ることができます。第1回の記事では便秘解消やデトックスに効果がある野菜について、第2回の記事ではグルテンフリー食品や糖質制限ダイエットについて紹介しています。すぐに実践できる美容・健康法が盛りだくさん。ぜひ、日々の生活に取り入れてみて下さい!
むくみを気にせず、身体の内から綺麗になるには?
・とりあえずこれだけ!for Family
今回栄養士の岩崎先生がお話されていたように、食事制限や過度なダイエットは身体によくないばかりか、むくみの原因にもなってしまいます。Yumico先生がプロデュースする【とりあえずこれだけfor Family】は飲むだけでデトックス効果があるので、毎日の食事はしっかり取りつつ、飲むだけでダイエット効果に期待できます。さらに Yumico先生に指導してもらうオンラインレッスンも人気です!
・オンラインレッスン
「スタジオが遠くて通えない…」
「子どもが小さいからスタジオに通う時間が取れない」
という声にお応えして、ご自宅で好きな時間にレッスンが受けられるコースを始めました。レッスン時間は1回60分。毎月、新しい動画が4本配信されます。好きなときに何回でも復習できるから、身につきやすく続けやすいですよ。
ベーシックプランメンバー限定のオンラインサロンに参加することも可能。トレーナーに質問したり、レッスン仲間と応援しあったり、オンラインであっても、仲間とのつながりを感じながら学ぶことができます。
インターネットでの通信環境があれば、パソコン、携帯電話、iPadなどお手持ちの端末で視聴できます。
興味のある方は下記のリンクより無料会員登録していただくと、実際のレッスン動画が少し体験できますので、ぜひチェックしてみてください!
Yumi Core Bodyオンラインレッスンはこちらから
投稿者プロフィール
-
Yumi Core Body編集部
求人広告会社での取材ライター経験を経て、フリーランスライターとして独立。インタビュー記事を得意とし、企業から福祉施設、医療機関まで幅く取材・構成・執筆をしてきました。